白布賢二郎のそっくりさん【男主】

何事もなく ページ7

それからすぐ担任が来て、みんなでとにかく広くてキレイな体育館にぞろぞろ行って入場した。


入学式は何事もなく行われた。

新入生の名前が一人一人呼ばれたり、よくある校長の長くてありがたーいお話があったり、合唱部による校歌紹介があったり、他にもいろいろ。


全てがスムーズに行われた。


終了予定時間の20分前に終わってしまったくらいに。





教室に戻って担任を待っている間もクラスメイトの目線は、そっくりいとこにちらちらと集まる。



…ぼく/俺たち、顔が似てるだけで性格けっこう違うんだけどな。



二人は先ほどの頬杖ポーズをしながらそう思った。




３分ほど経って


「遅くなったね、ごめん」


と、担任が入ってきた。


「解散時刻まであと15分あるから、みんなに自己紹介してもらおうか。」

担任のむちゃぶりにざわつく教室。

「うるさいよ。軽く短くでいいから、ほら、井上から。立って、早く」


「…い、井上翔琉です。中学は〜学校で、部活はサッカー部でした。白鳥沢では、フットサル部に入ろうと思います…。好きな食べも」


「そこまででいいよ。はい、次」


「えっと、大野真那人です。中学は……」


簡潔すぎる自己紹介が始まった。


ーーーーーーーーーーーーーー
担任は、20代後半くらいの男の先生です。
教科は化学。


ついでにお星さまを押して頂けると泣く勢いで喜びます。

自己紹介→←知ってる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す