へ「捜索ー潜入ー」 ページ6
「鶴丸…」
「ん?どうした山姥切、驚いたか??」
「旦那…」
山姥切がわなわなと震える
「それならそうと早く言ってくれぇぇぇぇ!!!」
本丸中に彼の声が響く。
「や、山姥切がこんな声をだせるなんてねぇ…僕も驚いたよ」
このような状況下でもAは微笑ましく彼らを見守っていた。
「よし!これで大丈夫だ。」
「ありがとね、鶴さん」
Aが微笑みかけると、真っ白な彼の頬はほんのり紅く染まる。
「まったく大将はいい女だよ」
「そうだね〜、ほんと、“いい女”だよね〜」
「くっ/////」
山姥切は布で顔を覆ってしまった。
「それじゃ、進もうか」
鶴丸による結界を纏ったAは、前任によって仕掛けられた術を難なく突破し、奥へと進む通路を開いた。
「こ、これは…!」
「こりゃ驚いた…とんでもない数だぞ」
奥へと進み、ひらけた場所に突き当たると
そこには沢山の刀が、無造作に投げ捨てられていた。
「っ、厚…!」
薬研が最も手前の短刀を拾い上げる。
「薬研、その刀は君の兄弟かな?」
「あぁ、他にもここにある大半の刀は俺たちの兄弟だ。」
「箱を持ってきた。慎重に運び出すぞ。」
「流石は近侍様だねぇ」
山姥切が用意した底が浅く、横長の箱に刀が数本ずつ収められ、運び出された。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (12月18日 0時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (10月1日 10時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小枝 | 作成日時:2023年1月30日 0時