ほ「捜索ー生まれ変わりー」 ページ5
「俺が思うに、主がここへ来た日に流したとんでもない規模の霊力が俺たちの体に流れて
主の刀として生まれ変わったんじゃないか?」
「それは一理あるね」
「なんだか恥ずかしいねぇ、霊力の調節だけは本当に苦手で…」
「全くだ」
「大将力んじまうもんな〜」
「まぁ、あの特大霊力が干渉しない場所もあるんだがな…」
笑いが起こる中、鶴丸の呟きは誰の耳にも入ることなく、かき消されたのであった。
「さて、蔵の扉を開けようかね」
「Aちゃん、気をつけて。また嫌な気配がする」
青江が一歩退く
「そうだね…ここは一旦私に任せてほしい。
私なら前任の術は無効だ。術を発動させてから皆で進もう。」
「待て!それではAがなにか攻撃を受けて傷つくことになる!」
「まんば君…」
山姥切は俯いてしまった。
皆、眉をひそめる。
「分かってるさ。無理をしようってんじゃない。確かに多少の痛みはあるかもしれない。
だから、私が倒れた時は肩を貸してほしい。
ここは私にしかできないことなんだ。君たちを折る訳にはいかない。」
「君はほんと、俺たちが好きだよな〜」
鶴丸がAの肩に手を置く。
「まあ俺は、そんな君の
曲がりなりにも俺たちは付喪神だ。俺は長いこと生きてるから、多少のことはできる。
君に非力かもしれんが、結界を纏わせることもできるんだぜ?
どうだ?驚いただろ?」
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (12月18日 0時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (10月1日 10時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小枝 | 作成日時:2023年1月30日 0時