最終話 国見side * ページ48
よく見ると、俺とAさんのネックレスはペアの物だった。
国「Aさん、いつこっちに帰ってきたの？」
あ「昨日だよ。
英にサプライズしたくて」
だから菅原さんからのネックレスも持ってたのか。
驚いた？と言いながらクスッと笑う彼女は、随分と大人っぽくなった。
俺はサラサラな銀髪を撫でながら、勿論、と返す。
国「あれから約3年...
結構時間掛かったね」
俺がそう言うと、申し訳なさそうに苦笑した。
あ「ヒロ兄の天才っぷりは伊達じゃないよ。
勉強、手術、リハビリ...合わせて掛かったのは1年くらいだからね」
国「1年...？
じゃあ、何で今まで...」
あ「実は僕、リハビリしつつアメリカで医学の勉強もしてたんだ。
そしたら、フランスの大学に行ってみないかって薦められて...」
確か、フランスは医学のレベルで言えばトップクラス。
あ「自分勝手でごめん...」
国「いいよ、待ってるって言ったのは俺だし、こうして帰ってきてくれたから。
それより...」
Aさんは今19歳。
大学に通ってるってことは...
国「...またフランスに戻るの？」
あ「いや、フランスには戻らない」
国「大学は？まだ卒業して「したよ」
...え？」
あ「卒業、した。
フランスに行ってからは、殆どの時間を勉強に費やしたの。
強いて言えば...飛び級で卒業、みたいな？」
国「...嘘だろ」
流石、大翔さんの血族なだけある。
並大抵の努力では絶対に無理だ。
あ「だから、これからはずっと一緒に居られるよ」
嬉しそうに笑う彼女を見て、俺も笑う。
国「ねぇ、Aさんは誕生日何が欲しい？」
あ「急だね...。
英からなら何でも嬉しいんだけど...」
国「何でもいいの？
なら...俺の苗字、貰って？」
あ「...え」
国「ずっと一緒に居てくれるんでしょ？」
そうだけど...と動揺する姿さえ愛しいなんて重症だな。
国「何も今すぐにとは言わないよ。
だから予約」
彼女の左薬指にキスを落とす。
国「俺の誕生日には...
姉弟なんかじゃない。
俺の本当の家族になって下さい」
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ラミ - かっっっっこいいいいいいいいいいいい (2016年12月14日 19時) (
レス) id: d350a20101 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 白猫凛檎さん» お気遣い、ありがとうございます！コメント、とても嬉しかったです！これからも宜しくお願いします(*´∀｀) (2015年8月21日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 白猫姫@超無気力さん» ありがとうございます！白猫姫さんのコメントには、いつも助けられてます！本当に嬉しいです(*´∀｀)宜しくお願いします！ (2015年8月21日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
白猫姫@超無気力(プロフ) - おかえりなさいっ！待ってました！更新するのは嬉しいですが、無理はしないでくださいね！これからも応援してます！！( * ´ ^ `)♪ (2015年8月21日 16時) (レス) id: c47bd64bfd (このIDを非表示/違反報告)
白猫凛檎 - お手の方は大丈夫ですか？いくら更新を楽しみにしていてもこれ以上無理したら、悪化してしまうので、以後お大事にしてください。腱鞘炎、治るといいですね！あと私も国見英くん、大好きですｯ!!!!!!!!!!((o(*>ω<*)o)) (2015年8月13日 21時) (レス) id: e3b05f9a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*雛菊* | 作成日時：2015年2月3日 18時
