同じくらい * ページ38
どれだけの時間、車に揺られていただろう。
すっかり日も暮れたこの時間に、目的地へ辿り着いた。
懐かしいなぁ。
なんにも変わらないや。
そう考えている間に、ヒロ兄がインターホンを押す。
すぐに開かれたドアの向こうには、ぺしゃんこになった黒髪。
お風呂上がりだとこうなるんだよね。
黒「よぉ、長旅お疲れさん。
大翔さんも」
あ「ありがとう、クロ。
お邪魔します」
黒「何改まってんだよw
東京のお前の家はウチか研磨んトコだろ？
遠慮すんなって。
研磨も来てる、入れよ」
そう言うなり僕を抱えるクロ。
黒「上手く歩けねぇんだろ？
運んでやるよ」
大「悪ぃな、鉄。
ちょっとAの事頼むわ」
お邪魔します、と言ってヒロ兄は中へ入っていった。
一晩だけだけど、クロの家にお世話になる。
リビングへ入ると、ソファに座ってゲームをしていた研磨がこっちに目を向けた。
孤「...！
A、久しぶり」
あ「そうだね、研磨。
日本を発つ前にまた会えて嬉しいよ」
そう言って微笑むと、「おれも」と言ってくれる。
クロは僕をソファに座らせ、自分もその隣に腰掛けた。
黒「それにしても、昔から無理することは多かったけど、まさかここまでとはな...」
少し呆れたように笑うクロに、研磨が続ける。
孤「Aの自己犠牲は今に始まったことじゃない。
けど...
おれたちだって、Aが皆を大切に思ってるのと同じくらい
Aの事が大切なんだよ」
そう言って、優しく頭を撫でられる。
黒「頼むから、あんまり心配させんなよ...」
大翔さんから連絡あった時、本気で焦ったんだからな？と、クロは苦笑する。
あ「うん、ごめんね...。
ありがとう」
大好きだよ、と言うと、二人は「知ってる」と笑い返してくれた。
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ラミ - かっっっっこいいいいいいいいいいいい (2016年12月14日 19時) (
レス) id: d350a20101 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 白猫凛檎さん» お気遣い、ありがとうございます！コメント、とても嬉しかったです！これからも宜しくお願いします(*´∀｀) (2015年8月21日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 白猫姫@超無気力さん» ありがとうございます！白猫姫さんのコメントには、いつも助けられてます！本当に嬉しいです(*´∀｀)宜しくお願いします！ (2015年8月21日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
白猫姫@超無気力(プロフ) - おかえりなさいっ！待ってました！更新するのは嬉しいですが、無理はしないでくださいね！これからも応援してます！！( * ´ ^ `)♪ (2015年8月21日 16時) (レス) id: c47bd64bfd (このIDを非表示/違反報告)
白猫凛檎 - お手の方は大丈夫ですか？いくら更新を楽しみにしていてもこれ以上無理したら、悪化してしまうので、以後お大事にしてください。腱鞘炎、治るといいですね！あと私も国見英くん、大好きですｯ!!!!!!!!!!((o(*>ω<*)o)) (2015年8月13日 21時) (レス) id: e3b05f9a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*雛菊* | 作成日時：2015年2月3日 18時
