エピローグ ＊ NoSide ページ38
ーー年、新たに世界ユースが発表された。
新たに決定した新体制のメンバーにインタビューをする記者は多い。
また、その多くはテレビのスポーツニュースで取り上げられた。
「新たな世界ユース入り、おめでとうございます！早速ですが、幾つか質問を…」
「ありがとうございます。何でもどうぞ」
「ではまず一つ、バレーを始めたキッカケは何ですか？」
「兄が誘ってくれたんです。バレーの一つ一つに魅せられて、やってみたいなって。まぁ、当初は兄に褒めてもらえるのが嬉しくてやってたんですけどね」
「なるほど！ならお兄さんは、弟がここまで成長して鼻が高いでしょうね」
「いえ、俺なんてまだまだですよ」
「謙虚ですね。では、次の質問！試合時に関しては絶対の自信が現れると伺ったのですが、過去に挫折したことは？」
「はは、絶対の自信ですか…。挫折は勿論ありましたよ。一時は酷かった……バレーの事を暇潰しとかほざく位には可笑しくなってました」
「そこからは自力で立ち直ったんですか？」
「まさか。兄とチームメイトのおかげですよ」
画面に映る彼の目は、普段の凛々しい表情の時とは違い優しく細められていた。
「素敵な方々に支えられてきたんですね！チームメイトと言うことは、2年ほど前に世界ユース入りした彼も？」
「はい。あの時、彼が俺にトスを促してくれなければ今の俺はないでしょうから。良い奴ですよ、目付き悪いけど」
その時、近くで取材を受けていた先輩ユース選手の声が聞こえてくる。
「今目付き悪いって言っただろ！！」
「何でそこだけ拾ってんだよ。お前は良い奴だって言ってんの」
「なっ、ぼ、ボゲェ……」
「照れてやんの。…で、あと何でしたっけ？脱線してすいません」
二人の様子を暖かく見守っていた記者は、慌てて質問の戻る。
「では、最後にバレーへの熱い想いと今後の意気込みをお願いします！」
「んー……俺、そこの影山に負けないくらいにはバレー馬鹿だと思うんです。俺の人生左右してきたのって、全部バレー関係ですし、勿論これからもそうだと思ってます。
昔は何で自分がバレーしてるのか分かんねぇ時もあったけど…最近思うんです、好きな事するのに理由なんかいらねぇなって。
今後の意気込みは…そうっすね、約束を果たす為にも、次は世界獲りに行くつもりです」
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おれんじ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！ (2016年7月23日 20時) (
レス) id: 249793c7a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめーるん - この小説凄くいいです！あ…あと、すみません…イメ画が見れないデス…すみません…あ、更新頑張ってください…！ (2015年11月6日 0時) (レス) id: 05c8f163db (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - この小説最高です(*´∀｀*)ツッキーカッコイイ！これからも頑張って下さい♪楽しみにしています (2015年9月16日 19時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - やばい感動！！そして安定のツッキーイケメン！！！最高です！頑張ってください！！ (2015年8月17日 20時) (レス) id: 1e1c7e4592 (このIDを非表示/違反報告)
るる丸。 - いいですね、更新頑張ってくださいね！ (2015年7月19日 4時) (レス) id: 623f1b6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*雛菊* | 作成日時：2014年12月22日 0時
