【ハイキュー!!】俺がバレーをする理由【男主】

第20話 ページ22

及「A君髪も濡れてるし…てかびしょ濡れじゃん！;;」





あ「そういえば髪拭いてなかった…。タオル持ってきた意味ねぇな」





及「なんで拭いてないの!!?」






あ「頭冷したかったんで…」









思いっきり水を被ってから今の今まで放置してたから、俺の髪からは水滴が落ちて結構服を濡らしていた。









及「もう、そんなに濡れてたらタオル1枚じゃ足りないじゃん！血も結構出てるし…どうする、ウチの保健室行く？」






あ「…いえ、お構い無く。別にこのくらい平気です」






及「ダメ！ほらっ、取り敢えず戻るよ！」






あ「は？ちょっ…」









俺は怪我してない方の手を掴まれ、体育館へ連れ戻された。









澤「おぉ、九条、戻っ…て、どうした!!?」









澤村さんは俺を見るなりそう叫んだ。









岩「びしょ濡れじゃねーか！ほら、コレ使え！」









岩泉さんはまだ使ってないタオルを俺に渡してきた。







あ「…あざス」





月「A…え、ちょ…どうしたの？その手…」






あ「おぉ、蛍が取り乱してるトコ初めて見た」






山「呑気にそんな事言ってる場合じゃないよ!!?血が…っ！」








そんなに慌てることねぇのに。









及「ちょっと、及川さんを空気にしないで!!?で、A君どうする？」









あ、及川さんの事忘れてた。









あ「何ともないんでいいです」





及「……えいっ」





あ「い"っ…！」









この人何考えてんだ？






傷口突くとか鬼かよ。









及「痛いんだよね？」




あ「胡散臭い笑顔…(…痛いです)」




及「言ってる事と思ってる事逆だからね!!?」




あ「ﾁｯ…取り敢えず離してください」







菅「と言うか、なんでそんなに濡れてるの？」









不思議そうに問い掛けてくる菅原さん。









あ「頭冷やしてました」





及「濡らしすぎでしょ！でも水も滴るいい男ってこの事だよね！A君カッコいいよ！及川さんちょっと悔しい！」




岩「ならお前もずぶぬれになるか？」






及「…イエ、エンリョシマス」









…何なんだ、この人たち。

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