【ハイキュー!!】俺がバレーをする理由【男主】

第1話 ページ3

あ「……ねみぃ」






学校へ着いたものの、朝が苦手にも関わらず嫌でも早起きになってしまう俺の第一声はこれだ。





今日は入学式。




俺、九条Aは烏野高校に入学する。



一応色んなトコから推薦とか来てたけど、烏野が一番近いんだよな。ウチから。





白鳥沢の推薦蹴った時はやたらと驚かれた。




……ウチから遠いのが悪い。






そんな事を考えながらクラス表を見る。







あ「4組か…」




ボーッとしていると、不意に声を掛けられた。





「あ、君が九条君だよね？」




あ「……？そうですけど」





見つかって良かった、とか言いながら、俺に何かを渡してくる先生。





あ「……なんスか、これ」






「新入生代表挨拶！九条君、入学試験1位だったから...宜しくね☆」





何とも無責任な先生はそう言い残して颯爽と去っていった。



いやいや、待てよ、代表挨拶があるなんて聞いてねぇんだけど。



なんて考えても先生は既に人混みの中に消え、俺には為す術が無かった。


あ「……めんどくせぇ」






誰かやってくんねぇかな。







.









.









あ「爽やかな春の日差しが降り注ぐ中、僕達新入生〜名は今日、この烏野に＿＿＿」






結局、俺の願いは(当然)叶うはずもなく、長々と新入生代表挨拶を読まされた。







あ「＿＿＿新入生代表、九条A」







体育館に拍手が響く。






ああもう、なんで入学早々こんなに目立たなきゃなんねぇんだよ。

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