第18話 ページ20
田中さんのテンションに少しイラついていると、その何倍も耳障りな声が聞こえてきた。
「「「キャァァァァァ!!!」」」
女の黄色い歓声。
煩い、イライラする。
元凶なんて考えなくても分かる。
及「やっはートビオちゃん、久しぶり〜、育ったね〜!元気に"王様"やってる〜?」
あ「やっと来たんですね、及川さん」
俺がそう言った瞬時、及川さんはバッと俺の方を見る。
及「A君!3日ぶりだね!!!それは及川さんと早く会いたかったって事なのかな?そうなんだね!!!??」
目を輝かせてすごい勢いで俺にがっついてくる及川さん。
あ「…いえ、勘違いしないで下さい。あ、やっぱり違わないかもしれません。会いたかったですよ、及川さん。よくもフザけた条件突き付けてくれましたね?いい迷惑ですよホント。
今は試合があるので何もしませんけど試合が終われば取り敢えず殴らせてくださいね?」
及「えぇっ!!?;;」
あ「既に岩泉さんからの許可は戴いてるので」
嘘でしょ!!?と言いながら岩泉さんの方を見る及川さん。
岩「嘘じゃねぇよ。どうせお前が悪ィんだろ?たっぷりしごかれてこい」
あ「ほら」
及「いーーやぁーーー!!!」
あー、うぜぇ。
あ「まぁ、及川さんは後で殴るとして…第3セット始めましょう」
.
.
「ね〜及川さんまだ出ないのかなぁ」
「バカ!ちゃんとウォーミングアップしないと
ケガしちゃうんだから!」
「エーッ、それはダメ〜」
及川さん、もう怪我してるけどな。
「烏野にもカッコいい子居るよね」
「紫の髪色の子でしょ?」
「私さっきあの人が笑ってるの見たよ!」
「私も!すごいカッコよかったぁ……」
なんか凄い形相した田中さんに睨まれた。
田「オラオラオラァ〜!!」
さっきまでよりも強いスパイク。
この人も単細b…単純なんだよな。
烏野の勢いは止まらないまま、俺のサーブの番。
アップが終わったのか、戻ってくる及川さんと目が合う。
俺がフッと笑うと、及川さんも俺の実力を見定めるような目をして笑った。
澤「九条ナイッサー!」
その言葉を合図に、ジャンプサーブの体勢に入った。
俺のサーブ、見せてあげますよ。及川さん。
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おれんじ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです! (2016年7月23日 20時) (レス) id: 249793c7a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおきゃらめーるん - この小説凄くいいです!あ…あと、すみません…イメ画が見れないデス…すみません…あ、更新頑張ってください…! (2015年11月6日 0時) (レス) id: 05c8f163db (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - この小説最高です(*´∀`*)ツッキーカッコイイ!これからも頑張って下さい♪楽しみにしています (2015年9月16日 19時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
月葉(プロフ) - やばい感動!!そして安定のツッキーイケメン!!!最高です!頑張ってください!! (2015年8月17日 20時) (レス) id: 1e1c7e4592 (このIDを非表示/違反報告)
るる丸。 - いいですね、更新頑張ってくださいね! (2015年7月19日 4時) (レス) id: 623f1b6ad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雛菊* | 作成日時:2014年12月22日 0時