【ハイキュー!!】先輩。俺、弟じゃないんで【国見英】Part2

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〜翌日〜


あ「部活遅れるっ!!!」


僕は今、第二体育館まで急いでます。


あ「日直の仕事長引いたぁぁぁ」


なんでもう一人の人先に帰っちゃうの!!?




日「もう一本もう一本！」

影「うるせぇっ、わかってんだよ」


体育館からはそんな声が聞こえてくる。

もう来てるじゃんっ!!


日「おっしゃ！
対音駒戦も速攻決めるぞォーッ」



あ「っ...あれ？」


扉の前にいるのって...


あ「旭先輩...！」

東「ﾋﾞｸｯ」


そんなに驚かなくても...。


あ「...今の、聞いてましたよね？

GW合宿最終日に、音駒と練習試合を組んだんです


...一緒に戦わないんですか？」


僕がそう聞くと、旭先輩はまた申し訳なさそうな顔をした。


東「......けど俺は、スガにも、西谷にも

合わせる顔が無い」

あ「そんなこと関係ないです」

東「！」


1ヶ月も部活に来てない事。

色々気まずくて来辛い。


だから、何？



あ「だって旭先輩、まだバレー好きですよね？

見てれば分かります...やりたいんでしょ？」


東「けど...俺が戻っても、皆の足を引っ張るだけで＿＿＿」




それを聞いた瞬間、僕の中で何かが壊れた。




あ「...旭先輩は、バレーがしたくてもできない人の気持ち、考えた事ありますか」


東「A...？」



何言ってるの。


あ「旭先輩は怪我もしてない。さっきの事も、否定しないって事は、まだ好きなんでしょう？」


こんなこと言いたいんじゃないのに、口は止まろうとしてくれない。

それどころか、涙さえ目に浮かんできた。



あ「ブロックに捕まるなら、それを打ち抜けるよう練習を重ねれば良いじゃないですか...！

そうやって強くなっていくのに、どうしてそこで立ち止まるんですか!!?

逃げようとするんです!!?


どれだけバレーをしたくても、僕はもうコートに立って皆みたいに戦うことはできない!!


旭先輩には...チャンスなんて、いくらでも...

ある、のに...」


『ずるい』

『羨ましい』



そんな感情が、ずっと頭の中をぐるぐると回っている。




我に帰ったときには、もう手遅れ。

旭先輩は明らかに困惑してる。


東「A...俺...」



あ「ごめ...なさいっ...！

僕、じぶ、ん..かってなこと...言って...!!」



嗚咽がまじって上手く喋れない。

思わずその場から逃げ出した。





僕、最低だ。

自分がバレーできないからって、旭先輩に当たって。

無理強いなんて、しちゃ駄目なのに。









あ「ほんッと...サイッテー...」

一番ツラいこと * 菅原side→←ワガママ *

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