検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:56,844 hit

異性として * ページ41

国「...ねぇ、Aさん」



さっきまで敬語だった英から、突然敬語が抜けた。





あ「...?英、どうしたの...?」






なんでだろう。

僕、英を怒らせるような事言っちゃったっけ?



考えても、心当たりはない。







国「俺、もうやめるから」



あ「やめるって、何を...?」






国「Aさんの、弟。




これからは弟としてじゃなくて、一人の男として

...俺の事、見て?」








弟としてじゃなくて...?






あ「英...?なに、言って...」



国「昨日言ったこと、聞こえてたでしょ?」






僕が目を瞑ってた時の事だよね。


確かに何か言ってたけど...



熱があったせいか、その時の記憶は曖昧だ。








英は僕の顔を自分の方へ向ける。








国「Aさんが俺の事を弟として見れないようにするから





...覚悟しておいてね?」









____真剣な眼。





一瞬、その英から目を逸らせずにいると...







あ「んっ...!!?」





英は一気に距離を詰めて、僕の唇が英のそれに塞がれた。









国「もう"弟"だなんて言わせないから」






何かを決めたような目で僕を見据え不敵に笑うと、英は部屋に戻って行った。









さっきまでの出来事を思い出すと、一気に顔に熱が集中する。



あ「なに、今の...///」




心臓がうるさい。





顔が熱い。





あ「英は何考えてるの...///」






『一人の男として俺の事見て』


『覚悟しておいてね』


『"弟"だなんて言わせないから』





英の言った言葉が頭の中でリピートされる。





英は異性として見てほしいって事...だよね。




それって...






あ「あぁ〜っ、もう!」



色々考えてるとどうすればいいのか分からなくなってきた。





僕は気を紛らわすために音駒をひたすら分析した。









次の日___



あ「おはようございます...」




菅「Aおはよ...って、どうした!!?


顔が死んでるべ!;;」




寝 れ な か っ た 。




あ「ちょっと、眠れなくて...。


僕、繋心さんの所行って来ますね」




そう言って繋心さんの所へ向かおうとすると、孝支先輩に腕を掴まれた。




あ「孝支先輩...?」



いつもより若干表情が険しい気がする。




菅「A...国見となんかあったの?」


あ「...!!?」




先輩の口から英の名前が出たことに、僕は驚きを隠せなかった。





菅「...ちょっとこっち来て」



そう言って人気のない所へ連れて行かれた。

分からない *→←行動開始 * 国見side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*雛菊*(プロフ) - まっ赤な死兎さん» 仲間ですね!僕も国見ちゃん大好きです♪ストーリー的に今は国見ちゃん出せないとこなんですけど、これからも宜しくお願いします! (2015年2月2日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
まっ赤な死兎 - 私国見ちゃん大好きなんです。(o^^o)だから楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください。 (2015年2月2日 0時) (レス) id: 1013d42cb6 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - くにみん☆さん» ですよね(^_^;)町内会チームとの試合が終わったので、そろそろ無理矢理にでも出そうと思いますwwありがとうございます! (2014年12月13日 12時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
くにみん☆ - 国見ちゃん空気ですねwww更新がんばってください (2014年12月13日 12時) (レス) id: 6cca70617b (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 心葉さん» そうなの?wありがとー!頑張って書くぜ(`・ω・)+ (2014年11月26日 20時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*雛菊* | 作成日時:2014年11月24日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。