異性として * ページ41
国「...ねぇ、Aさん」
さっきまで敬語だった英から、突然敬語が抜けた。
あ「...?英、どうしたの...?」
なんでだろう。
僕、英を怒らせるような事言っちゃったっけ?
考えても、心当たりはない。
国「俺、もうやめるから」
あ「やめるって、何を...?」
国「Aさんの、弟。
これからは弟としてじゃなくて、一人の男として
...俺の事、見て?」
弟としてじゃなくて...?
あ「英...?なに、言って...」
国「昨日言ったこと、聞こえてたでしょ?」
僕が目を瞑ってた時の事だよね。
確かに何か言ってたけど...
熱があったせいか、その時の記憶は曖昧だ。
英は僕の顔を自分の方へ向ける。
国「Aさんが俺の事を弟として見れないようにするから
...覚悟しておいてね?」
____真剣な眼。
一瞬、その英から目を逸らせずにいると...
あ「んっ...!!?」
英は一気に距離を詰めて、僕の唇が英のそれに塞がれた。
国「もう"弟"だなんて言わせないから」
何かを決めたような目で僕を見据え不敵に笑うと、英は部屋に戻って行った。
さっきまでの出来事を思い出すと、一気に顔に熱が集中する。
あ「なに、今の...///」
心臓がうるさい。
顔が熱い。
あ「英は何考えてるの...///」
『一人の男として俺の事見て』
『覚悟しておいてね』
『"弟"だなんて言わせないから』
英の言った言葉が頭の中でリピートされる。
英は異性として見てほしいって事...だよね。
それって...
あ「あぁ〜っ、もう!」
色々考えてるとどうすればいいのか分からなくなってきた。
僕は気を紛らわすために音駒をひたすら分析した。
次の日___
あ「おはようございます...」
菅「Aおはよ...って、どうした!!?
顔が死んでるべ!;;」
寝 れ な か っ た 。
あ「ちょっと、眠れなくて...。
僕、繋心さんの所行って来ますね」
そう言って繋心さんの所へ向かおうとすると、孝支先輩に腕を掴まれた。
あ「孝支先輩...?」
いつもより若干表情が険しい気がする。
菅「A...国見となんかあったの?」
あ「...!!?」
先輩の口から英の名前が出たことに、僕は驚きを隠せなかった。
菅「...ちょっとこっち来て」
そう言って人気のない所へ連れて行かれた。
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*雛菊*(プロフ) - まっ赤な死兎さん» 仲間ですね!僕も国見ちゃん大好きです♪ストーリー的に今は国見ちゃん出せないとこなんですけど、これからも宜しくお願いします! (2015年2月2日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
まっ赤な死兎 - 私国見ちゃん大好きなんです。(o^^o)だから楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください。 (2015年2月2日 0時) (レス) id: 1013d42cb6 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - くにみん☆さん» ですよね(^_^;)町内会チームとの試合が終わったので、そろそろ無理矢理にでも出そうと思いますwwありがとうございます! (2014年12月13日 12時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
くにみん☆ - 国見ちゃん空気ですねwww更新がんばってください (2014年12月13日 12時) (レス) id: 6cca70617b (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 心葉さん» そうなの?wありがとー!頑張って書くぜ(`・ω・)+ (2014年11月26日 20時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雛菊* | 作成日時:2014年11月24日 15時