行動開始 * 国見side ページ40
あ「ただいま」
少し弾んだ声でそう聞こえてきた。
国「あ、A先輩。おかえりなさい」
俺が「おかえり」と言う度に、A先輩は嬉しそうに微笑む。
あ「英ご飯食べた?」
国「はい、ファミレスで」
作るのめんどくさいし。←
先輩は「そっか」と言うと、机にパソコンやノートを広げる。
国「ハイ没収」
あ「んっ?」
俺は先輩からメガネを取り上げた。
先輩の事だから、ぶっ通しでマネの仕事でもしたんだろう。
国「隠してるつもりなんでしょうけど...
疲れたって顔に出てますよ?」
あ「え...ウソ...!!?」
他の人が見たら分からないだろうけど。
俺はそれくらい見れば分かる。
国「病み上がりって事、忘れたんですか?
ちゃんと休憩してください」
あ「わ、分かったよ...」
国「とか言って休憩挟まないの知ってますから」
そう言って先輩を後ろから抱き締める。
あ「英?」
国「こうでもしないとA先輩、言うこと聞かないでしょう」
なんて、半分は本当だけど、半分はA先輩に触れるための口実だったりする。
昨日先輩に言った言葉。
『...Aさんが俺の事を弟として見れないようにするから
____覚悟しておいてね』
そう言って俺は一瞬A先輩に触れた。
それは、俺にとっての合図だったかもしれない。
国「...ねぇ、Aさん」
あ「...?英、どうしたの...?」
俺から敬語が抜けたからか、少し困惑してるAさん。
国「俺、もうやめるから」
あ「やめるって、何を...?」
国「Aさんの、弟。
これからは弟としてじゃなくて、一人の男として
...俺の事、見て?」
菅原さん。
あ「英...?なに、言って...」
俺、そろそろ動きますね。
国「昨日言ったこと、聞こえてたでしょ?」
目は瞑ってたけど、多分...まだAさんの意識はあったと思う。
まぁ、聞こえてても聞こえてなくても、もう一度同じこと言うけど。
国「Aさんが俺の事を弟として見れないようにするから
...覚悟しておいてね?」
あ「んっ...!!?」
俺は状況がよく理解できてないAさんの唇にキスを落とすと
国「もう"弟"だなんて言わせないから」
そう言って不敵に笑った。
さぁ、行動開始だ。
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*雛菊*(プロフ) - まっ赤な死兎さん» 仲間ですね!僕も国見ちゃん大好きです♪ストーリー的に今は国見ちゃん出せないとこなんですけど、これからも宜しくお願いします! (2015年2月2日 16時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
まっ赤な死兎 - 私国見ちゃん大好きなんです。(o^^o)だから楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください。 (2015年2月2日 0時) (レス) id: 1013d42cb6 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - くにみん☆さん» ですよね(^_^;)町内会チームとの試合が終わったので、そろそろ無理矢理にでも出そうと思いますwwありがとうございます! (2014年12月13日 12時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
くにみん☆ - 国見ちゃん空気ですねwww更新がんばってください (2014年12月13日 12時) (レス) id: 6cca70617b (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 心葉さん» そうなの?wありがとー!頑張って書くぜ(`・ω・)+ (2014年11月26日 20時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雛菊* | 作成日時:2014年11月24日 15時