《過去編3》 * ページ20
ﾋﾟﾋﾟｰｯ
「ナイッサー！」
「ﾎﾞｿｯ))A、あんまりでしゃばんないでね」
でしゃばってなんかない。
「そうそう。お前いなくても勝てるし」
なら僕無しで勝ってみろよ。
リベロがボールを拾い、それが僕の方へ上がる。
このスパイカーにとって、一番打ちやすい位置にトスを上げる。
ﾌﾜｯ
ﾄﾞｯ
「トスちょっと高い」
嘘つくなよ。
いつも打ってる高さじゃねぇか。
「もう少し真面目にやりなよ」
それはこっちの台詞だ。
「！今のカバー入れたでしょ!!?」
「何突っ立ってんの!!?」
無茶言うなよ。
どう考えてもお前の方が確実に入れてた。
相手チームのスパイク。
ブロックしようと少し溜めて跳ぼうとすると＿＿
ズキン
あ「...ッ！」
ﾊﾞﾁｯ
なんとかワンタッチ。
「ブロック低い！」
「もっと跳べよ！」
僕だって跳ぼうとした。
誰のせいで跳べなかったと思ってんだ。
ﾋﾟｰｯ
北川第一タイムアウト
ああ、また何か言われるんだろうな。
「A！もっと動けよ！」
「何手ェ抜いてんの!!?」
「監督からも何か＿＿＿！」
もっと動け？
お前なんて殆ど動いてねぇだろ。
手ェ抜いた覚えだってない。
「...雪那。
もっとチームプレーを大事にしろ」
何なんだ。
あんたも僕だけが悪いって思ってんのかよ。
あ「......ッ...はい...」
チームプレー？
大事にしてないのはコイツらだろ？
.
.
.
北川第一は負けた。
相手から1セットも取れずに。
あ「...クソッ...！」
悔しい。
悔しい。
何で負けた？
僕が悪い？
なんで最後...
あ「乃亜は僕のトスを打たなかった...？」
どう考えても打てる体勢。
乃亜にとって、一番打ちやすいトスを上げたはずだった。
打てなかった？
...違う。
あれは...
あ「拒絶...」
自販機の前で乃亜が他のメンバーと話していた。
つい、聞き耳を立てる。
「試合が終わった時のAの顔見た？」
「見た見た！」
「すっごい悔しそうにしてさ」
その言い方なんだよ。
お前らは悔しくなかったのかよ。
「決勝で手ェ抜いた甲斐があったね」
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*雛菊*(プロフ) - まっ赤な死兎さん» 仲間ですね！僕も国見ちゃん大好きです♪ストーリー的に今は国見ちゃん出せないとこなんですけど、これからも宜しくお願いします！ (2015年2月2日 16時) (
レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
まっ赤な死兎 - 私国見ちゃん大好きなんです。(o^^o)だから楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください。 (2015年2月2日 0時) (レス) id: 1013d42cb6 (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - くにみん☆さん» ですよね(^_^;)町内会チームとの試合が終わったので、そろそろ無理矢理にでも出そうと思いますwwありがとうございます！ (2014年12月13日 12時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
くにみん☆ - 国見ちゃん空気ですねｗｗｗ更新がんばってください (2014年12月13日 12時) (レス) id: 6cca70617b (このIDを非表示/違反報告)
*雛菊*(プロフ) - 心葉さん» そうなの？wありがとー！頑張って書くぜ(｀・ω・)+ (2014年11月26日 20時) (レス) id: 986e610f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*雛菊* | 作成日時：2014年11月24日 15時
