【ハイキュー!!】先輩。俺、弟じゃないんで【国見英】 (ページ41)

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馬鹿みたい * ページ41

もちろん、別れるなんて嫌だった。

でも、僕がそれを拒否することで本当に徹先輩が怪我をしたら？

本当に男子排球部がなくなったら？

僕のせいで＿＿＿＿

大好きな皆が傷付いたら？

あ「そう思った時には、承諾してました」

及「......そっ、か...」

あ「...一つ、言っておきます」

僕も誤解くらいは解いておきたい。

あ「さっき徹先輩は、自分が一方的に好きなだけなんじゃないかって言ってましたけど...

僕だって、徹先輩のこと大好きでしたよ？」

及「...へ？」

よほど想定外だったのか、徹先輩は情けない声が出た。

あ「徹先輩が他の子と仲良くしてる時だって、本当は凄く嫉妬してました。

でも、僕にはまだ"彼女"って言う肩書きがあったから...どこか安心してた」

僕はそう言って、徹先輩の顔をﾁﾗｯと見てみた。

あ「...」

そこには、嬉しそうに緩んだ徹先輩の顔が。

あ「何ニヤニヤしてるんですか？キモいです」

及「急にツンに切り替えた!!?
さっきまで凄いデレてくれてたのに!!」

今の今まで、真剣な話してたのに...。

あ「...やっぱり徹先輩と真剣な話をするのは無理があるみたいですね」

及「え"？」

なんか、今まで抱え込んでた僕が馬鹿みたいに思えてきた。

あ「何でもないです。

もう吹っ切れたんで、この話は終わり！
帰りましょう。...暗いし」

及「暗いの苦手なの変わってないね。

Aちゃん、家まで送ろうか？」

送る...？

あ「...あ、そうだ」

及「え、スルー？」

僕はスマホを取り出し、登録したばかりの番号に電話をかける。

国『もしもし。終わったんですね？』

あ「うん。悪いけど、お願いします」

国『分かりました』

ﾌﾞﾂｯ

切れちゃった。

及「Aちゃーん？帰らないの？」

あ「あ、送ってもらうんで大丈夫です」

及「誰に!!?」

国「俺ですけど」

え...

及あ「国見ちゃん／英っ!!!??」

あ「英...来るの早いね」

国「暗い中待たせるわけにもいかないんで、近くで待機してました」

あ「英イケメン、さすが」

相変わらず優しいなぁ。

及「え、ちょっと...及川さん空気??

と言うか、なんで国見ちゃんが居るの!!?」

あ「ここに来る途中で会った時に、帰り送ってくれるって言われて」

国「そう言う訳なんで。失礼します」

あ「さようなら」

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無理矢理終わらせた感あってごめんなさい。

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