二つの条件 * 国見side ページ15
ー青葉城西ー
国「はぁ...」
金「どうした国見。ため息なんかついて...」
俺はそう問いかけてきたらっky...金田一に目をやる。
国「...別に」
コイツに言ったところで、今の俺の悩みなんて解決しないしな。
金「なんだよ、言えよ。気になるじゃねーか」
国「なんでもないから」
俺が"なんでもない"と言ってもずっと聞いてくる。
金「なぁなぁ」
...しつこい。
金「くーにーみー」
あまりにもしつこいから言うことにした。
国「...A先輩不足だ←」
金「」←
ほら、言ったところで解決しないんだよ。
中学の頃はA先輩がいたから、少なくとも今よりかはヤル気があった。
でも...
国「A先輩が高校生になってから、1回も会ってない...」
俺がそう呟いたところで
及「ハイみんな集合ー☆」
クソk...及川さんから召集が掛かった。
ゾロゾロと集まり出すバレー部員。
岩「おい。さっさと集合させた理由言え」
及「分かってるよっ!」
いつものやり取りの後、及川さんは咳払いをして話し出した。
及「えー、まぁ、ズバリ言うと...練習試合をすることが決まりました☆」
花「...相手は?」
及「烏野高校だよ」
俺は耳を疑った。
国「...烏野?」
烏野高校といえば、確かA先輩が通っている高校だ。
会えるかもしれない、という考えが頭を過ったけど...
国「ボソッ))バレー部にいるって決まった訳じゃないよな」
それも男子バレー部。
いたらいろんな意味で奇跡だ。
岩「つーか、なんで烏野なんだよ。あそこって今はそこまで強くなかったろ」
及「まぁね。向こうも試合したがってたから、二つ条件付けちゃった」
...性格悪いな、と密かに思った←
及「実は烏野に、飛雄ちゃんがいるんだよね。だから、一つ目の条件は飛雄ちゃんをセッターとしてフルで出すこと」
嫌な予感ってこれか。
影山...アイツ烏野かよ。
及「そして、二つ目は____」
二つ目の条件を聞いた時、俺は動揺を隠しきれなかったかもしれない。
国「___及川さん」
部活が終わり、俺は及川さんに話しかけた。
及「なにー?国見ちゃん。国見ちゃんから俺に話しかけるなんて珍しいね☆」
いちいち語尾に☆を入れることに若干イラついたが、それを無視して質問した。
国「さっきの二つ目の条件、本当なんですか」
その条件は___
練習試合中、烏野のマネージャー...
雪那Aをマネージャーとして、うちの青城に貸すこと。
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作者名:*雛菊* | 作成日時:2014年10月18日 0時