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ブーブー。
テーブルの上に置いておいたスマホがバイブする。
通知の名は、
「目黒くん？」
なんだか久しぶりの目黒くんからのメールにドキッとした。
内容は、「今、暇っすか？」
唐突だな。
「うん、どうしたの？っと。」
とりあえず返信をして、エビちゃんを口にしようとしたとき
今度はテクノくんから通話がきている、という画面になった。
「え！？ごめん、ちょっと電話！」
舘「気にしないで。」
兄のもとから少し離れ、通話ボタンを押した。
「もしもし？」
目「あ、どうも。すみませんいきなり。」
「いや、まあいいんだけど。いつも突然だし(笑)」
目「Aさん、こないだのこと覚えてます？そろそろ第二弾やりたいです。っていう。」
「こないだ、あ、うん！撮影会ね！ハハハ！」
我ながら下手くそな笑い方。
目「なんすかその笑い方(笑)明日とか、時間ありますか？」
「明日ね！あるよ！バイトの前なら！」
目「よかった、俺もバイトあるんで、お互い良い感じっすね。」
明日、11時。
目黒くんと撮影会第二弾を決行することになった。
気分転換になるかもなんて思ってたり。
「お兄ちゃん、私をコーディネートして！」
舘「まずは、パスタ食べたら？」
冷めたのにおいしいパスタを堪能し、兄に大人っぽいコーディネートをしてもらった。
「ほんとに、なんでこんなにセンスの差があるんだろう…。」
舘「服への愛だよね。」
ほんとに私、この人の妹なのか…？
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作者名：晴子 | 作成日時：2022年1月28日 21時
