好きだよ、痛いくらい。【×in】

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伊野尾side


「へぇ、」


切ってと懇願しながら伸ばした腕は、すぐさま山田によって振り払われ、さっきとは打って変わって、頬に嫌な笑みを浮かべた彼は俺とスイッチを交互に見る。

「ぅ、あぁ……んッ♡な、んでぇ……ッッ！」

「……メンバーの前でもおちゃらけてる伊野尾ちゃんが、こーんなことしてるなんて。」

俺の顔の前にスイッチを近づけ、手を伸ばせばひょいっと遠ざける。その間にも、俺のナカで震える機械は着実に俺を絶頂へと攻め立てていき、それを目の前の山田がニヤニヤしながら高みの見物。

……まさか俺の密かなご趣味が彼の隠れSを発動させるとは思っても見なかった。

「おねが……ねぇ……ッ……と、めッ、あ゛あぅ♡」

「はは、伊野尾ちゃんって意外と好き者だね。」

「ちが、ぁ！……あぁあん♡♡……ま゛じ、きってよぉぉお゛！！ 」

「やーだよ。」



“ あ、そうだ ”



山田が何か閃いたように拳で掌をぽん、と叩く。

「伊野尾ちゃんが今から1分以内に、手使わずに出せたらいいよ。」

「ん、ぇ…… 」

「嫌だったらいいけどね。これ付けたまま収録でてもらうし。」

「ぅ、ひぁあ゛……あ、やる゛ッ……やるからぁあっ……♡♡」

「んじゃそこに手ついて〜。」

心の中で全力拒否しつつも、無駄な抵抗をする体力も残されてなかった上に、このままで収録なんて以ての外だと大人しく壁に手をつく。

すると躊躇うことなくずるり、と一気に降ろされるズボンと下着。

「うわ、伊野尾ちゃんへっぴり腰じゃん。そんなにきついの？」

「ん……ぅうぁ……うるせ……。」

「さっきまであんあん言ってたくせに、急にそういう態度取るんだ。」

「さ、っさと……やれよ……んぁぁあ 」

「へいへい、わかりましたよ。じゃあ今から1分ね。よーいスタート。」

スタートの合図が切られると同時に、下腹部にグッと力を込める。


……正直なめていた。


力入れたら自然と出るものだと思ってた。

なのに、


「ん゛、ん゛ん゛な、んで……でないのぉッッ！！」


力を入れれば入れるほど、中がきゅと圧迫され更なる快感を生む。しかも刺激を受ける場所がいつもより奥。……なんで俺こんな奥までいれちゃったんだよぉ！！

「ん、ひ……ぅうゔゔ……っは……ま、って……うごけ……うごけぇ……！」

「……伊野尾ちゃん、ズルズル下がってってるよ。ほらえっちな事になってる。」

「まじ、ぁああ！！だっ、まれ……ひぁ……は、ぁぁ……ああ♡」

「あーあ、また顔メロってるし。」

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