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※薮くんが頼りなさが異常です。
※伊野尾くんの口が悪いです。
薮side
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「……んで、後処理ってどうやんの？」
「マジでお前馬鹿だろ。普通に。」
彼が嫌だと全力拒否する声にも耳を傾けず
結局頑固にも意見を押し通した俺。
伊野尾が折れてくれた事に心底喜びながら
『頼り甲斐のある薮宏太を見せつけてやる！！』
なんて威勢を張ったのは良いものの
行為後の洗浄なんて経験は当たり前だが初めてで、
あーでもないこーでもないと試行錯誤するフリして、
伊野尾に密かなるSOSの視線を送っていた俺に
彼はまぁとてつもなくイラついたらしい。
「ッチ……何お前、それ遊んでんの？」
伊野尾が投げかけてくる言葉は
さっきとは打って変わって
なんとも棘々しく変貌した。
「だって……。」
「だってじゃねぇんだよ。
お前嫌がる恋人を四時間ぶっ通しで抱き潰して
体使い物にならなくした自覚はおあり？ん？」
「だから……だからその、後処理だけでも……。」
「肝心のそれの知識がお前には微塵も無いんだろうが！！」
そんなガン飛ばしながら言われたって
こんな事今までやったことがないのだから仕方ない。
だからと言って言い訳をするのは俺のプライドが許さないので、
取り敢えず当てずっぽうに、浴室をぐるりと見渡しては
若干不貞腐れながら、色々なものに手を伸ばす。
「薮、スポンジいらない。
それで洗わないから。戻せ。」
「薮……、洗剤わざわざ持ってくんな。
それ風呂掃除用だよ。」
「薮？逆になんで剃刀がいると思った？
その思考に至るまでの経緯を説明して欲しいくらいだわ。
どちらにしろ俺の尻は血塗れコースまっしぐらだけどな！！」
なんでだよ！せっかく風呂場に来たのに、
風呂場にあるもの何も使わねぇじゃんか！！
中々正解を導き出せないどころか、
そろそろ伊野尾の表情が無になってきてる。
「……分かった。薮、分かった。手止めな。」
ただ石鹸やらボディーソープetc……を持って、
尚もあたふたと伊野尾に視線を送るだけの俺に
伊野尾は呆れた様に額を抑えながらストップをかけた。
大きく溜息を吐きながら、
俺が床に散らかした様々な道具たちを
体が痛むのか少し顔を歪めながら棚に戻すと、
彼は徐にシャワーを手に取り、ヘッドを外す。
「男の行為後洗浄には、色々な方法があるけど
俺は基本的にシャワー洗浄ね。
中の精液を指で掻き出しながら、
こう水で一緒に流していく。」
．
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ひまちぃ(プロフ) - うさこさん» うさこさんありがとうございます！！コメントすごく嬉しいです😆次回作も力を入れて頑張りたいと思います！！ (2022年7月13日 19時) (
レス) id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - こんばんわ。やっと仲直り😊いのちゃんの気持ちを思うと泣けてきちゃってずっと気になっていたのでハッピーエンドになって嬉しいです🙂次の作品も楽しみにしています。 (2022年7月13日 1時) (レス) @page49 id: f4957992c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひまちぃ(プロフ) - Rinさん» ありがとうございます！！コメント本当に嬉しいです！！最近は更新頻度も落ちてきてご迷惑をおかけしていることは承知ですが、気長にお待ちいただけると幸いです。 (2022年7月8日 21時) (レス) @page45 id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - このシリーズすっごくすっごく好きです！！この後の展開が気になって仕方ない書き方をされるのでワクワクが止まりません！早く続きが読みたいです！待ってます！！ (2022年6月30日 19時) (レス) @page44 id: b5ace0fd89 (このIDを非表示/違反報告)
ひまちぃ(プロフ) - ぬんさん» コメントありがとうございます！！すっごく嬉しい感想で、静かに喜びを噛み締めてます……！！これからもどうかご愛読ください！！ (2022年6月19日 19時) (レス) id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまちぃ | 作成日時：2022年3月9日 12時
