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山田side
キッチンへ水を取りに行ったついでに
無機質な音を立てながらぐるぐると回る換気扇の下で、
そっとお気に入りの煙草に火をつける。
『……ごしゅじんさま……。』
そんな俺をソファーの上から気怠げに見つめて、
自分のデコルテにポツポツと咲く赤色をなぞる彼の姿は妙に官能的だ。
早く話出せばいいものを、律儀にも俺が許可を出すまで待っている彼に向かって
声を掛ける代わりに軽く頷いてやれば、その青い瞳を少しだけ伏せて話し始めた。
『……俺の中で、優先順位があるんです。』
「……？」
『ご主人様に好きになってもらえる様な歌を歌いたい。
もともと俺はその為に作られたんですから、勿論それが一番です。
その為に、ご主人様をもっと知りたい。
色々な事を貴方から教えてもらえる様に、貴方の心から学びたい。』
豊かな睫毛をめいいっぱい震わせて、
柔らかなソファーからそのしなやかな肢体を起き上がらせた彼に
思わず煙草の火を灰皿に擦り付けて消し、目を合わせる。
『「好きだとキスしたくなる、キスするともっと好きになる。」
ご主人様、さっき凄く優しい顔でそう言いました。』
「そうだね。」
『じゃあ……じゃあこうしてセッ クスすれば、
ご主人様は俺の事……もっと、……！！』
「……うん、好きになるよ。
きっと何よりも一番大切になるさ。」
だから、早くここまで堕ちておいで。
そんな意味を込めて、目尻から零れ落ちる涙を舐めとり、キスをしてやれば
まるで花がようやくその花弁を開いた様に、可愛らしく顔を綻ばせた。
__________________________________________________
『……んっ、んふ……、』
「ケイ、唇と喉の奥で一緒にぎゅってしてみて。」
『……んぅ……はぃ……ごしゅじんさまぁ……。』
あれからケイは、俺に好かれようと
積極的に身体を開く様になった。
俺のリクエストはすぐに学習し、懸命に応え
“ 間違った ” フィードバックでどんどん成長していった。
「っ、もう出るよ……ちゃんと飲んで……この間教えたでしょ。」
『ん、む……ふ……ぅ……んんんッ……！！』
舌を出させて、彼の口内にソレが残っていないのを確認すると
優しく、なるべく甘くその頭を撫でて
「よくできました。上手くなったじゃん。」
なんて在り来たりな褒め方をしてやれば
彼は心底嬉しそうに頬を紅潮させ、目を細めるのだった。
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ひまちぃ(プロフ) - 本日『好きだよ、痛いくらい。【×in】Part4』を公開いたしました。リクエストされていた作品も、今リクエスト中の作品も全てそちらに書かせて頂きますので、お手数お掛けするとは思いますが、そちらをご覧ください。ひまちぃでした！！！！ (2022年1月10日 16時) (
レス) @page40 id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
ひまちぃ(プロフ) - Nana72921256さん» リクエストありがとうございます！！Part1.2にも記載した通りPart3の編集画面を開けなくなってしまったので😢リクエストは今作成中のPart4内で受けさせていただきます！！ (2022年1月5日 21時) (レス) id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
Nana72921256(プロフ) - というパタンが成立できるのでしょうかな。周りの人たちに好きな子ができたと宣言するLEO様、いかがでしょうか。ひまちぃさん、機会があればぜひお考えてください💓 (2022年1月5日 20時) (レス) @page40 id: 151c04c7db (このIDを非表示/違反報告)
Nana72921256(プロフ) - ここでリクエストさせていただけませんか。私ネット音痴なので、ツクウラのDM欄を探しましたが失敗しました😢。ところで、今日大ちゃんは伊野尾ちゃんがゲームする時必ず女性キャラをするといました。ゲームで好きな女の子（ネットオカマ伊野尾)と出会った山田さん (2022年1月5日 19時) (レス) @page40 id: 151c04c7db (このIDを非表示/違反報告)
ひまちぃ(プロフ) - Nana72921256さん» いつもご愛読いただきありがとうございます！常時リクエストも受け付けていますので、機会があったら是非！！ (2022年1月4日 0時) (レス) id: aaba219193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまちぃ | 作成日時：2021年9月19日 22時
