全くこれだから……（ジャックside） ページ20
「ここで出ちゃったらラドル君の願いも叶わなくなっちゃう。後でぶん殴るんだから今は耐えて。」
「わかってる……わかってるが……」
そして次の瞬間、ケイト先輩粉するディアソムニアの集団が人混みに飲み込まれた
歓喜するサバナクロー生に対してラドルは必死に講義していた
しかし彼らは反省の色を見せないどころかラギー先輩のユニーク魔法でラドル自身を害させた
「ちょっとあれはヤバくね！？」
「ラドルが危険だ！今すぐ助太刀にいかねぇと！」
エースとデュースが立ち上がるがそれを止めたのはリドル寮長だった
「待った、何か様子がおかしい。」
見ると腕を地面に叩きつけ関節が外れ痛みに悶ていたラドルがよろよろと立ち上がった
驚く彼らにラドルは物凄い剣幕で怒鳴った
それはもう咆える様に
その声は悔しさと怒りと悲しみに満ち溢れ聞いているこちらまで心が痛くなる
「僕は……僕はたった一人の親友を侮辱された事が何より許せない！彼は……ジャックは……！誰よりも真面目で真摯で真っ直ぐな男だ！そんな彼が夢見てた場所を汚されて……例えそれが虚栄であったとしても憧れも何もぶち壊されて……！もう我慢ならない！」
(ラドル……)
あいつはどこまで他人の心配をすれば気が済むんだ
俺が言えた義理ではないがこの学園の生徒にしてはお人好しすぎる
全く、やっぱり世話の焼ける親友だよお前は
あそこまでやって折れないのはあちらも想定外だったのかとうとう本格的に実力行使に出ようとした
「よし今だ！皆行くよ！」
「「はい！」」
「そこまでだっ！話は聞かせて貰ったよ。」
「「！」」
物陰から駆け出して姿を現せばサバナクロー生達は皆一様に目を見開いて驚いていた
それと同時に俺に向く視線も痛かったが気にしない
もう俺は、迷ったりなんかしない！
そこからは怒涛の展開だった
追い詰めたと思ったらレオナ先輩はあっさり諦めて寮生達の反感を買い、オーバーブロットし、そこでもラドルは大活躍した訳だが……
「あいつホンッッット自分の身を案じるって事をしないのは何なんだ……」
リドル寮長の言葉を聞いて俺は頭を抱えた
あの時レオナ先輩が苦しそうにしてたのはそういう訳か
首を直に絞めてた+擬人化を解いていたって事は透明になった時点でもう……
その癖変な所で抜けてるからホント心配が尽きない
透明になれば訳ないがあんな状態で魔法行使とかイカれてる
おまけに種族バレしかけやがって……
「俺が言うのもあれっスけど……苦労してるんスね……」
「えぇ……」
(試合終わったらとっちめてやる……)
青筋を立てながら俺はそう心に決めた
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あんかけうどん(プロフ) - おぞうにさんさん» ありがとうございます！そのお言葉だけで報われます！これからもがんばります (2022年2月8日 0時) (
レス) id: c40c888944 (このIDを非表示/違反報告)
おぞうにさん(プロフ) - はじめまして、！！とっても面白くて、時間も忘れて一気に読んでしまいました、、！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年2月8日 0時) (レス) @page49 id: 7bfb9453e4 (このIDを非表示/違反報告)
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