バレてんじゃんっっっ！ ページ25
「よっしゃ出来た！」
裏手に来たのは誰にも見つからないという理由だけで折角八分目まで回復していたのに魔法をつい多用してしまった
仕方ないじゃないかマトモなキッチンはないんだから
ついつい焦って大量生産してしまったそれを僕はラッピングして擬人化薬を飲む
あーもうここ最近乱用し過ぎたな……お金なくなっちゃうよもう……
「サムさんありがとうございました！これよかったら！」
「これは？」
「ガンボスープカップケーキです！中にとろ味強めのガンボスープが入ってます！」
「WOW。」
「じゃあ！」
そう言って僕は駆け出した
ーーーーー
「ごめんください！」
「おわぁ何だ何だ！？」
まず僕が訪問したのはスカラビア
ここの副寮長にしてしまった仕打ちが一番酷かったので真っ先に来たのだ
出迎えてくれたのはスカラビアの寮長だった
「カリム寮長！？えーっと、ジャミル副寮長はいらっしゃいますか？先週のお詫びをお持ち致しまして……」
「おういるぞ！今キッチンだから呼んでくるな!ジャミルー！」
そう言って寮長……カリム寮長はすたこらとキッチンへと向かった
これを気にと生徒の名前を粗方覚えてよかった
おかげでまた徹夜しちゃったけど……
「連れてきたぜー！」
「おい引っ張るなカリム！全く何……君か。」
「ジャミル副寮長！先週は大変失礼致しました！自己管理がなっておらず寝ぼけていたとはいえあの様な!」
僕は土下座で謝った
しかし副寮長はふむと顎に手を添え考える素振りをしながら僕を見て言った
「……なるほど、君が普段のラドル君という訳か。」
「へ？」
「エース達から聞いたんだ。あの時の君は全く別人なんだと。信じがたいが今の君を見てハッキリした。瞳も黄緑だしその誠実さはあいつには微塵もなかったからな。作った感がない。」
「……はぇ"！？」
ど、どどどういう……
「エース達から聞いたんだ。緑の瞳の時は全くの別人だとな。」
「……ぅおあ。」
「ぉあ！？大丈夫かしっかりしろ！」
僕はその場で崩れ落ちた
ば、バレてる……
エースとデュースの馬鹿野郎……
てかもう少し取り繕うとかそう言う事してくれよランドール！
馬鹿！
って事はハーツラビュルで気を失ってた時既にあの場にいた人達には……
「ｺﾛｼﾃ……ｺﾛｼﾃ……」
「こらこらそんな事言うなって！ジャミルももう怒ってないみたいだし、な！」
「あぁ、もう過ぎた事だ。顔を上げてくれラドル。」
「はい……本当申し訳ない……」
僕は正座して言った
慈悲深すぎないか？
にしても大多数の人にバレてきてしまっている
やばいな何とかしないと
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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます！ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです！ (2021年12月25日 16時) (
レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった､ランドールの魅力をこの小説で知れました､ありがとうございます！ (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年12月16日 10時
