いい感じのご挨拶 ページ34
「まさか……はぁ……いやいいや。とりあえずまずは薬を飲まなきゃ。」
胸元にいれておいた予備の擬人化薬を服用し、魔法でズボンを作り上げる
着替え魔法習得しててよかった
「え！？魔法！？」
彼女はやはり驚いていた
「まず何から話したらいいか……あーとにかくここは君がいた世界じゃない。神様のいたずらか何か知らないけどここは魔法の世界ツイステッドワンダーランド。そしてここに日本なんて場所はどこにもないからきっと異世界から連れてこられたんだろうね。」
「えぇ！？」
「まぁ驚くのも無理はないけど大丈夫！ここは魔法が沢山あるし異世界を越える方法だってある筈だよ。ここがあの世界観なら次元を行き来する扉だってあるかもしれない。」
モンスターズ・インクには人間界を行き来する扉があった
もしもここがディズニーの世界観が混ざりあった世界ならピクサーだからちょっと怪しいけどあり得ない話ではない
「まぁそういう訳だからまずは先生の所に行こう。そしたらきっと家に帰してくれる筈だ。あぁ、名乗り遅れたね。すぐに会えなくなると思うけど僕はラドル・B・オークス。ラドルって呼んで。あとさっき見た僕の姿の事はご内密に。」
「は、はい！ラドル……さん。」
こしょばゆいけど良しとしよう
というかこれって結構いい感じの挨拶じゃないか？
良い練習になった！
と、その時扉が豪快に開かれた
「ぜぇ……やっと、見つけたんダゾ……！さぁその制服を寄越しやがれってんだい！」
息を切らしたあの魔獣がやってきた
ちぇっ、撒いたと思ったのに
『手助けがいるか？』
ランドールが聞く
「バカ言うなよ。僕を舐めすぎだ。」
「ふなっ！？」
僕は魔法石のペンダントを握ると魔獣を木の檻に閉じ込めた
「よし。これで安全。」
「ふな〜！出すんだゾ〜！」
魔獣は暴れるが僕の練った魔力のこもった木々はびくともせずにしっかり魔獣を捕らえている
「何でこの子の服を盗ろうとするの。というか盗った所で着れないでしょ。」
呆れていると向こうからぱちぱちと拍手が聞こえてきた
「素晴らしい！流石我が校の今年度新入生の中でも次席で入学した優等生！短時間無詠唱でそんな檻を作れるなんて！私感動しました！」
「！」
見るとそこにはこの学園の学園長、ディア・クロウリーがいた
「学園長！？」
「ラドル・B・オークス君！いやぁ探しましたよ。次席の君が行方不明だなんて学園の沽券に関わ……おっほん、失礼。その身に何かあったら大変ですからね！」
おっと？
駄目な大人の香りがぷんぷんする
隣でランドールが威嚇しまくっていた
気持ちは解る
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あんかけうどん(プロフ) - あんぱんさん» ありがとうございます！ (9月14日 22時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - ランドール好きなのでうれしいです！ 面白かったです！ (9月14日 22時) (レス) @page28 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - 竜の騎士さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年12月10日 17時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士 - はじめまして。最初から読んでみましたが、とても面白くてすぐにハマりました！更新楽しみにしています！ (2021年12月10日 13時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年11月25日 4時
