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「何で俺の顔見てくれないわけ？」
その言葉にビクッとする
駄目だ、向いちゃ駄目だ
向いたらまた傷つける！
「朝の事ならもう怒ってねぇよ。ったく無理しやがって……俺達の所に来た時からデュースやグリムは見るのに俺の事は見ない。それなのに俺を庇って重症負って、挙げ句100パー俺達が悪いのにご褒美がどーのなんて言い出して……こっちだってあの時グリムの挑発に乗って調子こいてあんな事したんだ。それをお前は止めようとしてくれたし、あの時像に洗浄魔法をかけようとしてくれた。今もこうしてついてきてくれて……礼と謝罪しなきゃいえねぇのは俺なのに。」
「い、いいんだ！それより早く帰ろう！？」
僕は早く逃げ出したくて立ち上がった
いけない
彼の目元にはハートがある
見たらまた拒絶反応が出ちゃう
僕は背を向けたがぐわんっと視界が変わる
「話は終わってねぇ！このままじゃ罪悪感で死にそうなんだよ！せめて顔見て謝らせてくれよ！」
「ま、待っ……！」
エースは胸ぐらを掴んで無理矢理視線を合わせてきた
あぁしまった……
彼の目元のハートに目がいく
ハート、ハート
スポットライト、侮蔑の目
ふざけてなんかいない、事故だった
信じて、お願い
捨てないで
「ぶぼっ！？」
「……ま、間に合った」
憎しみ、悲しみ、怒り、怨み
それらに支配されかけるも間一髪で僕は自分の血液をエースの目元に塗り、ハートのスートを消した
よかった、これでまともに見れる
「何すんだよ！そんなに俺が嫌いかよ！」
「ち、違う！そうじゃないんだ！……聞いても信じて貰えないかもしれないんだけど、その、僕実は……ハートアレルギーなんだ！」
「「ハートアレルギー？？？」」
疑問符を浮かべる四人に僕は説明しだした
勿論簡単にかいつまんでだけど
「どういう理屈かはわからないけど僕はハートを見るとどうしても攻撃的になるんだ。形振り構わずその図形を消そうとして……」
「あ、だから眼鏡を取ったらハートだと認識できなくなって元に戻ったんだ！」
ユウが言う
「そのせいでエースの目元のハートを見ると攻撃しそうになっちゃうから必死こいて見ないようにしてたんだ。ハーツラビュルの証もね。だからエースが嫌いとかそういう訳じゃない、寧ろ僕は君達とも友達になりた……ハッ！」
今流れでとんでもない事を口走らなかったか？
友達になりたいだなんてそんな会って初日なのに急すぎる！
もっと段階を踏まなきゃ！
「あ、あの、今のはその、えっと。」
「「はぁ〜〜〜……」」
僕は弁解しようとしたが四人は目を見合わせて盛大な溜め息をついた
え？え？？？
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あんかけうどん(プロフ) - あんぱんさん» ありがとうございます！ (9月14日 22時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - ランドール好きなのでうれしいです！ 面白かったです！ (9月14日 22時) (レス) @page28 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - 竜の騎士さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年12月10日 17時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士 - はじめまして。最初から読んでみましたが、とても面白くてすぐにハマりました！更新楽しみにしています！ (2021年12月10日 13時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年11月25日 4時
