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コンコン
東「あ、来客かもしれません、ちょっとごめんなさい」
お互いのわだかまりもとけて、下の名前で呼び合う中になり談笑していたときに、応接間の大きな扉からノック音が鳴った。
綺麗な所作で椅子をたち、急ぎ足で扉の方へ向かう真白様をぼーっとみる。一つ一つの所作がしっかりとしていてお嬢様らしさが全面に溢れ出しているのをみて、なんとなく虚しい気持ちになる。
私も高校入学までには頑張らないといけないかなぁ。
東「！ 涼太様」
「……えっ」
宮「こんにちは」
聞こえてきた名前に2度見すれば宮舘涼太がそこに立っていて驚きの声をあげる。
またこのパターンで会うのか、宮舘涼太。
まさかの人物の登場にドギマギしながら挨拶ぐらいはしとかないとまずいと思って立ち上がる。
「ごきげんよう、涼太様」
宮「あれ、A嬢もいたんですね」
東「は、はい！ お友達なんです」
チラチラとこちらを見ながら友達と宣言する真白様が可愛くてキュンキュンしながら私も深く頷く。
宮「また邪魔しちゃったかな？ 笑」
東「また……？」
「いえいえ、そんな全然！」
邪魔かどうか以前にこちらとしてはどうしてこうも遭遇率が高いのかの方が気になるポイントである。
それにしてもここの2人って知り合いだったんだ。
「あの、おふたりはいったいどういう関係で？」
東「あ、私たち遠い親戚で」
宮「親同士が仲良いいんだよね」
「なるほど」
東「A様と涼太様はいったいどう言うご関係で？」
「私の婚約者のご友人が宮舘様なんです」
東「そうなんですか！？」
世間って案外狭いね、なんて3人でうんうんと頷く。ほんとうに世間って狭い。攻略対象9人中もう既に4人と出会ってる私が言うんだから間違いない。
東「あ、あの、涼太様……その」
宮「あぁ、きてるよ。まだエントランスの方にいると思う」
東「！」
顔を赤らめて宮舘様になにかをきく真白様に私は首を傾げる。
東「あ、あのA様」
「はい」
東「その、さっき言っていた子が……」
「……あぁ！ 私のことは気にしないでください」
東「ごめんなさい、ありがとうございます！」
嬉しそうにパタパタとその場を去る真白様。
なるほど、宮舘涼太の妹ちゃんのことが好きだったのか。宮舘様がきたときにちょっと喜んでいたのも頷ける。
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マスコット - 大好きな作品です(*^^*)もう更新されないんですか？めちゃくちゃ気になります (4月23日 2時) (
レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - 何度も読み返してニヤニヤしちゃってます。続き楽しみに待ってます✨ (7月3日 7時) (レス) @page40 id: e9ef2b1857 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 更新楽しみにしてます🥺 (6月20日 15時) (レス) @page40 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
kazunoko(プロフ) - 3週目突入しました笑更新楽しみにしてます！ (2023年3月12日 17時) (レス) id: 38c9d09af9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - uzuuzuさん» 応援ありがとうございます！励みになります🤍 (2023年3月3日 19時) (レス) @page40 id: d035e17497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2023年2月7日 22時
