くそ、死んでたまるか... ページ31
？) ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
…いい目をするなァ。
安心しろ、そん時は俺がお前を切り刻んでやるよ。
互いに、殺気を隠すことなく、送り合う。
一触即発、互いに動くことを許されない時間が続く。
と、男が口を開く。同時にAが地面を蹴る。
ｶﾞｷﾞｨｰﾝ
鈍い、金属どうしが交わる音が響き渡る。
同時に2人はまた距離を取り合う。
？) 俺は、ノブナガってんだ。
A) …俺は、Aだ。
ノブ) よし、A。俺たちの仲間になれよ。
A) ふざ、けるなっ！！
Aはノブナガに向かっていき、何度か刃を交わらせたあと、後ろに飛び退いてナイフを投げる。
ノブナガが、そのナイフを叩き落とすと、Aの姿はもう無い。
ノブ) (…後ろか！)
ノブナガは後ろを見もせず、気配だけでAを切りつける。Aも負けじと体を無理に回転させ、ノブナガの肩にナイフを突き刺した。
ｽﾞﾊﾞｯ
ﾌﾞｽｯ
A) っー！
(…危なかった。)
ノブ) …っかー！今のも避けたのか？
(…こりゃ、手は抜いてらんねーな。)
Aの服は胸から腰にかけて大きく切り裂かれていた。少量、血が滲んでいるが、平気そうな顔でノブナガを見る。
ノブナガも、肩に刺さったナイフを躊躇せず抜き、投げ捨てる。
A) (まずいな、そろそろ他の奴らが帰ってくるかもしれない。。)
ノブ) なぁ、悪いことは言わねぇ。
1度、団長に会うだけでいい。
お前はまだ強くなれる。
こんなとこで、殺すなんて勿体ないことはしたくねーんだ。
A) ﾊｯ 心配するな！
俺は、お前には殺されねーよ！！
Aはわざわざ挑発するように、そう言い放つと、手元に日本刀を出現させた。
ノブ) ガキが…挑発しやがって。
いっぺん、死んで見なきゃわかんねーみてぇだな！！
ノブナガとAは、同時に互いに切りかかる。
ｶﾞｷｨｯ
A) っ！(いなされた…？
違う、刃が折れたんだ！！)
ノブ) 素人がぶっつけ本番で真剣を扱うもんじゃねーぜ。
ノブナガはAの背後で刀を振り上げる。
Aは刀を捨て、無理に体を捻って後ろを振り向く。
A) (そんなこと、知ってんだよ…！)
ノブ) ！
ｽﾞｼｬｯ
ｽﾊﾟｯ
ノブナガとAは背中合わせで立ち止まる。
Aは先ほどの太刀筋に綺麗に合わせて、2度目の太刀を上半身に食らっていた。
瞬間、血が吹き出す。
足元がふらつき、思わず膝から崩れ落ちる。
A) くそ、死んでたまるか… ｺﾞﾎﾞｯ
口内に血の味が広がる。
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん！！ありがとうございます！！一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です！ちょっと本気で涙が出そうです！！私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです！！(迷惑だったらごめんなさい！) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます！やっぱりとても面白いです！十星押しときました！これからも応援してます！めっっっちゃ好きです！（唐突の告白） (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年2月5日 23時
