出すことは出来るかもしれないが…。 ページ29
ゴン) ハク、止まって!!このままじゃ、Aが!!
ゴンが必死にそう言うも、ハクは少しも速度を緩めずに旅団のアジトから離れていく。
キル) チッ おい!どこまで行くんだよ!!
…くそっ、一か八か…(( ダメだよ!スピードが速すぎる!
ハクは十分に離れた場所まで来ると、急に足を止めた。そして、急いで戻ろうとする2人を口にくわえて制止させる。
キル) ハク!!どけよ!!
ゴン) …キルア!見て、これ!
ゴンはハクがどこからか取り出した紙を受け取り、開く。
"お前ら2人とも、逃げきれたか?
まぁ、多分ハクに任せときゃ、大丈夫だよな!
絶対戻ってくんなよ?!
俺一人なら逃げることくらい楽勝なんだからな!
とりあえず、無事で良かった。
レオリオも心配してるから、早く帰ってやってくれ。俺、ちょっと用事出来たから。
お前らは、これに懲りたらもう、旅団には手を出さずに金を集める手立てを考えといてくれ!
じゃ、そゆことで!5日か6日には戻る!!
クラピカにもよろしく!
あ、あと、今日はごめんな。"
Aの筆跡だった。
キル) …用事?
ゴン) 嘘だよね。やっぱ戻った方がいいよ…
ゴッ
ドサッ
Aの手紙に集中していた2人は、背後からハクに軽く衝撃を与えられ、意識を失った。
そして、二人の体を器用に背に乗せ、レオリオの待つホテルに向かった。
_
逃げるゴンとキルアを殺そうと旅団員が刀を抜く。
が、Aがその一太刀を辛うじて受けて、吹き飛ばされた。
?) チッ 邪魔を…。
(あの犬、もうあんなとこに…)
男が2人を追おうと身を乗り出す。
そこに、勢いよく回し蹴りが飛んできた。
A) …おいおい、痛てぇだろーが!!
刀なんか抜きやがって!
?) …!お前は…あの時の!!
旅団の男は初めてAを殺す対象として認識し、姿を見ると、酷く驚いた顔をした。
?) ああ、あの犬。そうか、そーいや、お前のだったなぁ…。
A) ? 俺は、お前を知らないけどな!
?) クク なるほど。お前ら、繋がってたのか。
じゃあ、もしかして、てめぇが鎖野郎か…?!
男の顔には血管が浮きでて、強い怒りの感情があらわになった。
殺気がビリビリとAの肌を刺す。
A) 鎖?どうしてそんな呼ばれ方をしているんだ?
?) てめぇの武器は鎖か?
男は静かに、そう問掛ける。
A) …いや。俺は、鎖で戦ったことは無いぞ。
出すことは出来るかもしれないが…。
?) ほォ、具現化系か。
…なるほどなぁ。。
ガキンッ
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん!!ありがとうございます!!一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です!ちょっと本気で涙が出そうです!!私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです!!(迷惑だったらごめんなさい!) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます!やっぱりとても面白いです!十星押しときました!これからも応援してます!めっっっちゃ好きです!(唐突の告白) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2020年2月5日 23時