(何だ？！何が起こってる？！) ページ21
Aは辺りを見回す。
海、林、海。
イルミは何も言わずにAを見つめたままである。
1つ大きく呼吸をする。
A) ｽｩｰ ﾊｧｰ
…いやいやいやいや！！お、ここか。じゃねーよ！
何で俺は、こんな場所に連れてこられてるんだよ？！
俺が、ジャンケン勝ったのに！
てか、ここどこ？！俺、帰れるよな？！
先程、抱えられている状態では喋れなかった分、Aは怒涛の勢いでイルミを質問攻めする。
イル) …まぁ、落ち着いて。(( 無理だ！
3人でジャンケンして解散になったから、俺とヒソカでジャンケンして、暇になったAをどっちが捕まえるかを決めたんだよ。(( 勝手に？！
で、ここは、俺の標的が居る建物。
大丈夫、帰る場所は同じでしょ？(( …いや、違うけど
A) お前連れて行ったらレオリオ達に怒られそうだ。。(ﾎﾞｿｯ)
イルミはじっとAを見る。
A) …？(( …今、キルと一緒にいるんだっけ？
え、あ、まぁな。
キルアと、ゴンと、レオリオと…。
え、何だ？
Aは不思議そうにイルミを見上げる。
イル) …ヒソカとは、よく会ってるの？
A) え、いや、2ヶ月ぶり位だと思う、けど…
どしたんだ？イルミ(( ｸﾞｲｯ
イルミは言葉を遮る、否、我慢できなくなったかのようにAの腕をつかみ抱きしめた。
自分より20cm程小さくてまだまだ細い体を痛いほどに強く。
A) イルミ、ちょっと痛(( ｽﾙ
…？
そして、手を滑らせるようにAの頬に当て、顔を上げさせる。
イルミは、少し怒ったような顔でAを見つめた。
静寂が2人を包み込む。
何となく、雰囲気に耐えられずAが動いた。
A) ｽｯ …怒ってるのか？
俺が、遊びに行かなかったから。
Aもイルミの顔を両手で包み、何も言わないイルミの目を見続ける。
そして、ﾌﾜﾘと笑った。
A) ﾊﾊ …イルミは俺より大人に見えて、案外可愛い所があるよな！
そう言いながら自分より背の高いイルミの頭を撫でようと手を伸ばす。
そこを狙ったかのように、イルミはAの腰を抱き寄せ、自分を見上げているAの唇を塞いだ。
A) っ！！？
Aは目を見開いて驚く。が、イルミはAの頭をガッチリ抑えて離さない。
A) っンン？！ンー！！
Aは訳もわからずイルミを引き剥がそうと胸を叩いたり、服を引っ張ったり、髪の毛をワシャワシャするも、イルミは一向に離れようとしない。
A) (何だ？！何が起こってる？！)
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん！！ありがとうございます！！一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です！ちょっと本気で涙が出そうです！！私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです！！(迷惑だったらごめんなさい！) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます！やっぱりとても面白いです！十星押しときました！これからも応援してます！めっっっちゃ好きです！（唐突の告白） (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年2月5日 23時
