(それに...どうしても気になる。) ページ13
レオ) そりゃお前デートだろ、当然。
ゴン) えっ、そうなの?
キル) 違う(怒)
A) わざと、出てきたんだろうな。
キル) うん。
あいつら、後ろのカップルにもちゃんと気づいてたぜ。
さりげなく周囲の様子や動きに細心の注意を払ってる。俺達もこれ以上近づくとあいつらの警戒網にひっかかるから、間違っても視線は送るなよ。
A) マフィアに追われてるのにわざわざ出てきたのは、見つけられる為…。
自らを囮にしてまで、何かがひっかかるのを待ってるわけだ。
キル) 狩る気満々さ。
A) (くそ、もう少し近づければ声が聞こえそうなのに…。。他の音が多くてうまく聞き取れないぞ!)
ピクッ
瞬間、カフェの空気が一瞬だけ凍りついた感覚に陥った。
キル) 明らかに、空気変わったな。
ゴン) すごい、やな感じでビリビリくる。
レオ) まさか、バレたか?
A) いや、俺達に向けられたものじゃない。
レオ) わかんねーだろ、特にオレはお前らと違って「絶」とかいう気配断ちなんかできねーし。
キル) 今ここでんな事したら逆に不自然だっつーの。
奴らが今探ってるのはそんなとこじゃない。
広場にいる人間の表情や仕草、視線なんかから「違和感」をみつけようとしてんの!
だから今のゴンとレオリオの表情(カオ)やばいよ。
もっと自然に朗らかに話せよ。
キルアが言った通り、ゴンとレオリオが無理に笑顔を作る。
A) ブフォッ ゴホッゴホッ
待ってくれ、その顔は…ずる、いだろ…(ボソッ)
Aは飲み物を吐き出しそうになり咳き込む。
キル) ごめん、俺が悪かった(汗)
_
しばらくすると、標的の2人が席を立つ。
キル) 動いたぜ。どうする?
何度も言うけど、戦って勝てる相手じゃないからな。
レオ) 何とかするさ。しなきゃなんねーんだろ。
ゴン) うん。黙って帰るわけにはいかないもんね。
キルアは隣に座るAを見る。
Aは少し黙ったあと、目を閉じ、息を吐いた。
A) …やろう。
(どう考えても危ない賭けだが…
ゴン達を見殺しになんてできないしな。
それに…どうしても気になる。)
キルアは3人の答えに1つ息をつく。
キル) オーケイ。
んじゃ、オレの言うことよく聞いてくれ。
尾行はオレとゴンとAでやる。
こっから先は絶対奴等に姿を見られちゃいけないから、"絶"を使う。
キルアはそう言いながら絶をする。
レオ) (すげぇ…ここにいるのに存在感が虚ろになった。急にキルアが薄くなったような気さえするぜ。)
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん!!ありがとうございます!!一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です!ちょっと本気で涙が出そうです!!私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです!!(迷惑だったらごめんなさい!) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます!やっぱりとても面白いです!十星押しときました!これからも応援してます!めっっっちゃ好きです!(唐突の告白) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2020年2月5日 23時