嘘つき… ページ44
A) ﾊﾊ ひでーなぁ。
Aは泣きそうな顔で笑い、ハクを呼んだ。
そして、ハクの上に跨ると、再度ヒソカの方を向いて目を細める。
A) 嘘つき…(ﾎﾞｿｯ)
ヒソ) …♧
Aはそれだけ言うと、二度とクロロを見ることなく、その場を立ち去った。
Aの姿が見えなくなり気配も消えると、ようやく
団員たちの周りのナイフが徐々に消え始め、全員が解放された。
フィン) くそっ、あいつ、次会ったらただじゃおかねぇ！！
ノブ) ありゃ、どういう事だ？完全に別人だったろ。
シャル) 俗に言う二重人格ってやつじゃない？
見た目まで変わるのは、珍しいと思うけど。
マチ) 何かが、乗り移ってたって感じもしたけど。
フェイ) …なんでもいいよ。
詳しいことは本人捕まえて吐かせればいいね。
パク) 今から捕まえに行くの？
クロ) …必要ない。
幻影旅団(俺たち)に危害を加えるつもりは無いようだしな。
クロロは立ち上がりながら、冷たくそう言い放つ。
ヒソカはAが去って行った方を眺め続けている。
クロ) …せっかく酒も盗ってきたんだ。
今夜飲みほしてしまわないと勿体ないだろう。
今回の仕事の目的を見失うな。
団員達は渋々飲みかけの酒を飲み始める。
クロロは、それでも1人、立ち尽くしたまま動かないヒソカにさり気なく近づく。
クロ) …珍しいな。
酒が苦手だったとは聞いたことがないが。
ヒソ) …貴方こそ、珍しいじゃないか♡
そっちからボクに近づいてくるなんて…♣
ヒソカはクロロの方を向こうともせずにそう答える。
クロロは微笑するだけで、何も言わない。
ヒソ) 追う気はないんだろ？
クロロは依然、何も答えない。
ヒソカは不意に外へ歩きはじめる。
クロ) …どこへ行くんだ？
ヒソ) …分かってるくせに。
というか、実は貴方が1番心配してる。
クロ) …飲み終わるまでに戻ってこい。
今後の予定について話す。
ヒソ) ハイハイ♡
…ああ、そうだ。
ボク、君のこと本気で嫌いかも♧
ヒソカが初めてクロロを振り返ってそう告げる。
クロロはしばらく真顔で見つめたあと、笑を零した。
クロ) …ﾌｯ そうか。
ヒソカはニッコリと笑うと、アジトを後にした。
ヒソ) (Aのあの言葉。
ボクに向けられた言葉じゃないなんてね。
君は、最後の最後まで、クロロの事しか頭になかったのか♠)
…酷いのは、君の方じゃないか…♦
_
...邪魔を、しないで欲しいな。→←お前は、全部知ってたんだもんな。
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん！！ありがとうございます！！一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です！ちょっと本気で涙が出そうです！！私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです！！(迷惑だったらごめんなさい！) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます！やっぱりとても面白いです！十星押しときました！これからも応援してます！めっっっちゃ好きです！（唐突の告白） (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年2月5日 23時
