俺も！あと少し！！ ページ23
A) え、だから、帰ったとか…？！
…ありえ、なくはない…？
くそっ、狡いぞ！(ﾎﾞｿｯ)
Aがボソボソと悔しそうに独り言を呟いていると、背後に気配を感じた。
勢いよく、振り返る。
A) …！イルミっ(( ﾑｸﾞｯ
Aは手で口を塞がれる。
イルミは人差し指を立てて静かにするように合図すると、その部屋から離れた場所に連れていき、Aを解放した。
A) …あいつら、お前の標的なんだろ？
殺さなくていいのかよ？
イル) ？ もう殺したよ。
言ったでしょ。10秒で終わるって。
A) え、だって、1人喋ってたぜ…？
「旅団は始末した」って。
だから、てっきりお前は依頼人が殺されたから帰ったのかと。。
イル) あれは、俺の針で操ってるだけ。
旅団がどうなったかは、知らないよ。
依頼人、まだ生きてるといいけど。
…てか、お前を置いて帰るわけないじゃん。
(( …イルミ。
Aはイルミの言葉に思わず心が暖かくなる。
イル) せっかく家出した嫁を連れ戻す機会なんだから。(( おい待て。
A) だーから、俺は、お前の嫁じゃねーよ！！
ったく、素直に嬉しかったのに台無しじゃねーか。
イルミはAの言葉を無視して、おもむろに懐から丸い物体を取り出す。
A) …何それ？
イル) ゾルディック家専用無線機。(( 何だそれ、かっけぇなおい。
Aが興味津々で見つめる中、イルミは無線機のボタンを押し、耳にあてる。
A) (…電話みたいなもんか！)
誰にかけてんだ？ゼノ？
イル) いや、父さん。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
"イルミか。"
うん。オレの依頼人は？
"ここにいる。 ((ﾄﾞｫﾝ！"
あ、今戦ってたの？
まだ、彼生きてる？
"ああ、しぶといな。"
間一髪か。あー、良かった。
じゃ、伝えといて。
「十老頭は始末した。約束の口座に入金よろしく。」
って。
"だ、そうだ。"
どうやら、あちらにはこっちの声が筒抜けにされているらしい。
A) …うわっ？！なんだお前ら！？
イルミの無線機に気を取られていたAは、いつの間にか背後に立っていた2人の人物に気づき、思わず声を上げた。
カル) お久しぶりです。Aさん。
A) …？あ、ああー、確かに見たこと無くはない顔をしてる…。。なんだっけな、名前。
悪い、ちょ、10秒待ってくれ、思い出すから。
Aは制止の手を前に出し、顎に手を当てながら必死に記憶を辿る。
イル) カルトだよ。(( ああ！そうだ！！って、言うなよな！思い出せた！俺も！あと少し！！
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (
レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん！！ありがとうございます！！一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です！ちょっと本気で涙が出そうです！！私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです！！(迷惑だったらごめんなさい！) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます！やっぱりとても面白いです！十星押しときました！これからも応援してます！めっっっちゃ好きです！（唐突の告白） (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年2月5日 23時
