...念か! ページ29
ゴン) 純粋な島民ってほんの少しで、子供もオレの他はノウコって小さな女の子だけ。
勉強も自宅で通信スクールだったし。
だから同い年の友達はキルアが初めてだったんだ。
キル) んな事言ったら、オレだってそうだよ。
ずっと家にこもりっきりでさ。
人殺しの技術ばーっかり磨いてたからな。
Aが家来ても、一緒に修行みたいなのさせられてたし。だから、なんつーか、Aは友達より家族みたいな。。
だから、同い年の友達はゴンが初めて。
ゴン) キルアはオレといて楽しい?!
キル) あ?そりゃ…まーな。
ゴン) じゃ、これからも一緒にいよう!
一緒にいろんな所へ行っていろんなモノを見ようよ。
オレは親父を、Aは大切な人を、キルアはやりたいことを探す旅!
…きっと楽しいよ!!
ゴンはキルアに自信満々の笑顔でそう告げる。
キル) …そだな、悪くないな。(( うん!
よし!やりたいことが見つかるまで、お前らの人探しに付き合ってやるか。
_次の日 朝
キル) なるほど、んで、これがその箱な。
キルアはゴンの父が、この島にゴンを預けて行った時、一緒に置いていったという箱を見る。
昨夜、ミトがゴンに手渡したのだ。
A) …でも、こんな箱見たことないぞ?
どうやって開けるんだ?
キル) あ、確かに。開けるとこねーじゃん。
ゴン) うん、色々試したんだけど、どうしても開かないんだよ。
キル) ちょっと力入れていいか?
ゴン) いいよ、オレもやったから。
キル) んがっ!!
キルアが渾身の力を込めて箱を破壊しようとする。
が、それでもビクともしなかった。
A) キルアの力でも開けられないのか…?
キル) みたいだな。多分フツーの箱じゃねーよ。
ただの鉄箱だったら溶接されてたってねじ開けられるもん。
ゴン) うん。
キル) A、やってみろよ。
A) おお、いいぞ!!
俺が、キルアより強いことを証明してやろう!
Aが箱を持ち、箱に力を込める。
A) ふんぬっ!!
…開かねぇ。
キルアがケラケラと笑う。
それを見てAはムキになった。
A) こんなの、素手でやるもんじゃねぇよ!
念使えば1発で(( ! それだ!!
キル) ゴン、これは、お前がハンターになったら渡すように言われた箱だろ?だから、、
ゴン) ハンターになる前は使えなかったもの!
A) …念か!
ゴンが箱を持って、纏をする。
すると、眩い光を放ちながら、箱は四方八方に砕け散った。
そして、中にはまた箱。
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作者名:シロ | 作成日時:2020年1月16日 11時