...くっそ、なんでいつも!!? ページ26
キル) お、来た来た!
ゴン) Aー!!こっち!
キルアとゴンは天空闘技場の出口前でAを待っていた。
A) お、悪いな、待たせたか?
キル) おー。
ゴン) ヒソカと、話してたの?
Aは照れくさそうに笑う。
A) …まぁな。俺の師匠みたいなもんだしさ!
大事な奴だから、ちゃんと挨拶しないとダメだろー?
ゴン) …そっか、そうだね!!
キル) (大事なヤツ、ね。)
Aが気を取り直すように、元気に問掛ける。
A) んで、これから、どーするんだ?!
キル) んー、そーだな、ようやく目標もクリアしたし、今度はゴンの家行こーぜ!!
ゴン) ホント?
A) おお、楽しそうだな!!
キル) おう、ミトさんにも会ってみたいしさ。
ゴン) (そうか…もう半年以上帰ってないもんなー)
…うん。
"バイバイ 天空闘技場!!"
3人はもう一度、天空闘技場を振り返り、晴れ晴れしく別れを告げた。
_
ある晴れた日
くじら島に3人の少年がやってきた。
1人の少年が、ある女性を見つけて走りよる。
ゴン) ミトさーん!!
ミトと呼ばれた女性は洗濯物を干す手を止め、驚いた顔で振り返る。
ミト) ゴン?!
ゴンは2人の少年を連れて無事家に帰ってきたのだった。
_
ミト) もー、帰ってくるなら先に教えてよ!
なんにも用意してないわよ!
ゴン) いいよ、テキトーで。
ミト) 何言ってんのせっかくお友達も来てるのに。
キル) いえ、お構いなく。
A) 綺麗な家だな!それにしても腹が減っ(( ムグッ
キルアが笑顔のまま、Aの口を手で塞ぐ。
A) ム?
ミト) 合格したって電話くれてから全然連絡ないし、心配してたんだからね!!
ゴン) あ、何か手伝おうか。(( いーから座ってて。
ミト) そーだ、ゴハン作る前にお風呂入んなさいよ。
服も全部出しといて、選択するから。(( うん、後で
今!!
Aとキルアはゴンとミトのやり取りを、少し顔を引き攣らせながら聞いていた。
ミト) 10秒以内!!
いーち!…
A) わわ、カウントダウンが始まったぞ!
キル) いつもあーか?
ゴン) だいたい(汗)
3人は服を出し終わると、そそくさと風呂場に向かった。
ゴン) 3人で入れるかなぁ笑
キル) A、お前後で入れよ。
A) 何でだよ!!
公平にジャンケンだろ!
_
A) …くっそ、なんでいつも!!?
キル) へへーん、おっ先♪
ゴン) ごめんね、A(汗)
Aは渋々、風呂場から出る。
と、ミトが驚いた顔でこちらを見てきた。
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作者名:シロ | 作成日時:2020年1月16日 11時