何を飲もうか... ページ10
ズシ) 師範代、またシャツが。
？) あっ、ゴメンゴメン。
ズシに指摘され、その男は慌ただしくズボンからはみ出していたシャツの裾をしまう。
そしてまた4人に向き直る。
？) そちらは？
ズシ) あ、キルアさんと、ゴンさん、それとAさんす。
？) 初めまして。ウイングです。
3人) オス！
ズシに紹介された3人は、ウイングにズシと同じような挨拶の仕方をしてみせた。
ウイ) まさか、ズシ以外に子供が来てるなんて思わなかったよ。
A) 俺は、もう16だぞ！子供じゃない！
Aがそう言うとウイングは少し止まってAを見つめたあと、
ウイ) わぁ、ごめんね。私はてっきり女の子かと。
A) なっ？！俺は、男だぞ！！
ウイングに、突っかかるAを横目にキルアが、隣で開いた口が塞がらないほど驚いているズシを気の毒そうにみやる。
ズシ) まじっすか…
キル) マジだぜw 顔だけだぜ、体は完全に男。
ゴン) なんで知ってるの？キルア。
キル) だってあいつがウチに来た時よく一緒に風呂はいったもん。
ズシ) ぇえ？！
ゴン) あ、そっか！いーなー、友達とお風呂、楽しそう！！
キル) 今度お泊まり会でもしよーぜ、ゴンかAの家で。
ゴン) うん！！
そして、ズシだけが複雑な気持ちのまま、3人はまたキレるAをなだめるウイングに目を向けた。
_
ウイ) ﾊｧ 散々な目にあった(ﾎﾞｿｯ)
A) ♪ 美味いな、これ！
キルアとゴンは申し訳なさそうに頭をかく。
結局、ウイングがAにお詫びの品として持っていた飴をあげることで決着が着いたようだった。
ウイ) それで、君たちはなんでここに？
キル) えーと、まぁ強くなるためなんだけど…オレ達全然金なくて、小遣い稼ぎも兼ねて。
ゴン) キルア、ここの経験者なんです。
ウイ) そうか…ここまで来るくらいだからそれなりの腕なんだろうけど、くれぐれも相手と自分相互の体を気遣うようにね。
_
案内) いらっしゃいませ。キルア様、ゴン様、A様、ズシ様ですね。
チケットをお願いします。
4人は先程の紙を手渡す。
案内) はい！こちらが先程のファイトマネーです。
ゴン) 152ジェニー…
ズシ) 缶ジュース1本分すね。
A) 何を飲もうか…
Aは自販機の前で飲み物を悩んでいる。
キル) 1階は勝っても負けてもジュース1本分のギャラ。だけど、次の階からは負けたらゼロ！
ここ(50階)なら勝てば5万は貰えるかな。
キルアは既に買ったジュースを片手にそう言った。
ズシ、こいつ調子乗ってるぞ、やっちまえ！→←俺、なにかしたか？
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あくあ(プロフ) - 楽しかったです！更新待ってます。 (2020年1月7日 16時) (
レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - カ、カッケエ．．．．．！ 更新頑張ってクレメンス。 (2020年1月6日 18時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - あくあさん» あくあさん、4章に続いてコメントありがとうございます！！できる限り頑張ります！ (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - シロさん！更新頑張ってください！ (2020年1月4日 12時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2019年12月31日 12時
