俺、なにかしたか? ページ9
ズシ) さっきの試合拝見しました。いやー、凄いっすね!
ズシが、3人を素直に褒めちぎる。
キル) 何言ってんだよ、お前だって一気にこの階まで来たんだろ?
ゴン) そうそう、一緒じゃん。
A) まぁ褒められるのは嬉しい限りだがな!!
3人はそれぞれ、満更でもない嬉しそうな顔をしてそう返す。
ズシ) いやいや、自分なんかまだまだっす。
ちなみに皆さんの流派は何すか?自分は心源流拳法っす!!
ズシがまた武道家のようにしっかりとした構えでそう聞く。しかし、3人はそのズシの言葉に少し考える。
A) 流派って何だ?
キル) なんか、師匠がいて、師匠から弟子へ同じ戦法が受け継がれていく。みたいな感じじゃね?
A) なるほどな!!そうなると、オレの師匠は…クロロってことになるのか?
キル) んー、でもんな事言ったらオレは親父や、兄貴ってことにならね?なんか、もっとちゃんとした型の指導とかしてくれる人の事じゃねぇの?
俺やお前はほぼ実践から学ぶ感じだったしさ。
A) そうか。
キルアとAの話が終わると、ゴンを含めた3人は顔を見合わせ、ズシに向かって
3人) (ってことで)別に…ないかな。(ないな!)
ズシ) ええ?!
誰の指導もなくあの強さなんすか…ちょっぴり自分ショックっす。やっぱり自分まだまだっす。
ズシは盛大に驚き、自分の弱さを反省した。
A) なんだお前、礼儀正しいやつだな!!面白い!
Aは初めて見るタイプのズシの性格に、興味が湧いたようで、笑いながらズシの頭に手を置いた。
ズシは驚いて自分より高い位置にあるAの顔を見上げる。途端にズシの顔が赤くなる。
A) …どうした?具合悪いのか(( おい、A。やめてやれー。
何かを察したキルアがズシからAを離れさせる。
ゴンも苦笑いしている。
A) ? 俺、なにかしたか?
キル) 悪ぃな、こいつ誰にでもこんな奴だから。
キルアはAを無視してズシにそう言った。
ズシ) お、押忍。
そんなキルアを見てゴンはまた汗をかいた。
ゴン) (キルア、嫉妬してる…(汗))
Aが上手く状況を読み込めていないところに、拍手の音と共に近づいてくる人がいた。
?) パチパチ ズシ!よくやった。
ズシは名前を呼ばれて勢いよくそちらを振り返る。
ズシ) ! 師範代!
3人もそちらを見ると、そこには優しい笑をうかべ、眼鏡をかけた男性が立っていた。
?) ちゃんと教えを守ってたね。
ズシ) 押忍!光栄す。
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あくあ(プロフ) - 楽しかったです!更新待ってます。 (2020年1月7日 16時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - カ、カッケエ.....! 更新頑張ってクレメンス。 (2020年1月6日 18時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - あくあさん» あくあさん、4章に続いてコメントありがとうございます!!できる限り頑張ります! (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - シロさん!更新頑張ってください! (2020年1月4日 12時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2019年12月31日 12時