？ ページ47
キルアが一体何事だと言うようにAの顔を見ると、Aの視線はまっすぐ前を向いていた。
キルアが視線を追うと、そこにいるはずのない男が自分たちを見下ろしていた。
カス) 君は勘がいいね。
カストロはAに笑顔で話しかける。
Aは横目でキルアを見て、またカストロに視線を移してからキルアに説明するように話し始めた。
A) …俺は、キルアよりドアから離れた位置にいたけど、部屋の中にこの男がいるのは確認してた。
なのに、何故か不意にこいつの気配が部屋の中と同時に俺たちの傍に現れた。そう、気づいたらこいつがそばに居たんだ。
悪いな、キルア、びっくりして結構乱暴に引っ張ったぞ。
キル) いや、大丈夫。(Aの言う通りなら、俺が引っ張られる前から俺たちのそばにカストロがいた事になる。でも、俺は引っ張られる直前まで間近で部屋の中にいるカストロを見ていた。目を離してなんてない！)
Aとキルアが警戒しながらカストロを見つめる。
カス) 私に何か用かい？キルア君、A君。
カストロは目の前の2人に爽やかな笑顔で問掛ける。
A) …なんで俺たちの名前知ってんだ。
カス) 同じ200階クラスのライバルくらいチェックしてるよ。今日はゴンって子は一緒じゃないのかい？
キル) …なるほどね。
カス) 今日は敵状視察かい？
キル) いやいや。…ちょっとあんたを近くで見たかっただけさ。
カス) …で、私の印象はどうだい？
カストロが笑顔を崩さずにそう問掛ける。
キルアは表面上、警戒していないように見えるが、Aはまだ不思議な技を使ったカストロをいまいち信用出来ていない様子だった。
A) (こいつ、何考えてんのか分かんないのがちょっとヒソカに似てるな。)
キル) 相当やるね。
カス) ありがとう。君達の絶もなかなか見事だったよ。だが、気配を消すならこの階に来る前からじゃなきゃ意味が無い。
君たちほどの使い手の気配が急に消えたら私でなくても警戒するよ。
キル) この階に俺らが上がってきた時からチェックしてたのかよ？
カス) まあね。
A) …おい、さっきのどうやったんだよ。
Aが口を開く。
カス) 残念ながら、教えられないな。
いずれ君たちと戦うかもしれないしね。
A) なっ(( 安心しなよ。俺たち、これ以上ここで戦う気ないから。
キレそうになったAをキルアがなだめながらそう告げる。
カス) そうかい？…君たちのオーラはそうは言ってないけどな。
A) ？
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あくあ(プロフ) - 楽しかったです！更新待ってます。 (2020年1月7日 16時) (
レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - カ、カッケエ．．．．．！ 更新頑張ってクレメンス。 (2020年1月6日 18時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - あくあさん» あくあさん、4章に続いてコメントありがとうございます！！できる限り頑張ります！ (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - シロさん！更新頑張ってください！ (2020年1月4日 12時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2019年12月31日 12時
