わぁ、すげぇ！！ ページ26
ヒソカが、念の力に感心しているAに近づいていく。
ヒソ) もっと、念を知れば、更に凄いことが出来るようになるよ♦ きっと君も虜になる♠
そう言って、Aの頭を優しく撫でながら、頬に手を滑らせ目線を合わせる。
ヒソ) もっと君の成長を傍で見せてくれ❤
ヒソカの金色の瞳がAの紫眼を捉える。
不意に、Aの目がフッと細められた。
A) ああ！！もっと、俺に念を教えてくれ！
Aの無邪気に笑う顔は、とても美しかった。
しかし、それに反して、もう一度見開かれた瞳には、力に飢えた獣のような強欲さが浮かんでいた。
ヒソカはその瞳に吸い込まれるように強く惹かれた。
ヒソ) (…ああ♡君のその力に飢えた瞳❤強者だけに与えられた力への渇望♦…最高だよ、A❤)
…君は、強くなるよ♡
ヒソカが少し低い声でそう囁く。
ヒソカの言葉を聞いて、Aはまたニッコリと笑った。
ここに、恐らく世界中を探してもまず、並ぶもののいない最強(狂)の師弟関係が誕生した。
_
Aとヒソカが、ゴンとキルアを待つ定位置に戻って30分程すると、2人の気配が200階ロビーに現れた。そして、通路の先に2人の姿が見える。
A) ゴン！キルア！！
Aは嬉しそうに2人に手を振る。
ヒソカは通路を真っ直ぐと進んでくる2人に向けて、先程と同様に念を飛ばす。
しかし、ウイングの教えの甲斐があってか、2人は凛とした表情のまま、見事ヒソカとAの前にたどり着くことが出来た。
ヒソ) 200階クラスへようこそ❤
洗礼は受けずにすみそうだね♦
ｸﾞｲｯ
A) うぉ。
Aの手をキルアが素早く引き寄せ、ヒソカから離す。そして、ゴンは真っ直ぐにヒソカを見つめる。
ヒソ) キミが天空闘技場に来た理由は想像出来る♣
ここで鍛えてからボクと戦うつもりだったんだろ？
ゴン) まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。
手間が省けた。
ゴンが真剣な表情でそういうと、ヒソカは楽しそうに笑う。
ヒソ) くっくく❤纏を覚えたくらいで良い気になるなよ♠ …念は奥が深い♦
ヒソカは両手の人差し指を立て、その間にオーラでスペードやドクロの形を作ってみせた。
A) わぁ、すげぇ！！
興奮しているAに反して、キルアとゴンはヒソカを警戒するように見つめる。
そこで、ヒソカが立ち上がった。
ヒソ) はっきり言って今のキミと戦う気は全くない♠
…だが、このクラスで1度でも勝つことが出来たら相手になろう❤
でも、俺は強くなりたいんだ。→←さっきよりヒソカの圧が少し軽減された気さえする。
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あくあ(プロフ) - 楽しかったです！更新待ってます。 (2020年1月7日 16時) (
レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - カ、カッケエ．．．．．！ 更新頑張ってクレメンス。 (2020年1月6日 18時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - あくあさん» あくあさん、4章に続いてコメントありがとうございます！！できる限り頑張ります！ (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
あくあ(プロフ) - シロさん！更新頑張ってください！ (2020年1月4日 12時) (レス) id: dc9ee0df32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2019年12月31日 12時
