彼は神の子 悪魔の子 5章

ズシ、こいつ調子乗ってるぞ、やっちまえ！ ページ11

キルアの話を聞いて、ゴンとズシは顔をほころばせる。

ゴン) 5万か。
ズシ) 結構貰えるんすね。

キル) 100階なら100万くらいかな。

ゴン&ズシ) ！！

キルアのその言葉にゴンとズシは顔を見合わせて驚く。キルアは続ける。

キル) 150階を越えるとギャラも1000万を楽に越す。

ゴン) いっ…キルア前に200階まで行ったんだろ？((200階すか？！
そのお金は？！

ゴンが焦ったようにキルアに聞く。

キル) 4年前だぜ。残ってるわけないじゃん。全部お菓子代にきえたっつーの。

ゴン) …200階だと一体勝ったらいくらになるの？

キル) んーとね、正確に言うとオレ、200階に行った時点でやめちゃったから分かんないけど。
190階クラスで勝った時は2億くらいだったかな。

キルアがなんとも無さそうにそう告げる。
ゴンとズシはキルアの金銭感覚を疑った。
そこに、Aが帰ってくる。

A) おい、次早く行こーぜ！もっと沢山飲みたいもんがあったぞ！！

キル) お前、ほんとに食べ物しか頭にないのなw
…ま、確かにオレ達、前の試合でダメージ無かったからもう一試合組まされるかもな。
ほら、お前らも早く行こーぜ。

そう言って、キルアが後ろで未だに青ざめている2人を急かした。

A) ？ あいつら、どうかしたのか？

キル) さぁ？わかんね。
_
キルアの予想通り、3人は同じ日にもう一試合あったため、選手待合室で待っていた。

キル) まぁ、この階程度の相手ならまだ楽勝だよ。
気楽にいこーぜ。

A) おお！

ゴン) そぉ？

ズシ) (キルアさん、声でかいす。)
_
A) まだか？次は俺が最初がいーな。

ゴン) さっきAが最後だったもんね。

キル) どうせ、また最後だろw

A) なんでだよ！！

Aがそう言った瞬間、

放送) キルア様(( お、ほらな？w

キルアの予想通り初めはAではなくキルアの名前が呼ばれた。Aは悔しそうな顔をする。
次に、キルアの相手の名前も呼ばれた。

放送) …ズシ様A闘技場へお越しください。

キル) あら。

A) なっ、お前まで俺を置いていくのか！？

ズシはその放送を聞いて冷や汗をかいていた。

ゴン) すごい偶然だね！2人が対戦することになるなんて。

ズシ) 押忍…！胸お借りします！

キル) おう。まぁクジ運クジ運。次、頑張れよ。

A) ズシ、こいつ調子乗ってるぞ、やっちまえ！

Aがキルアの余裕そうな態度を見てズシを応援する。

ズシ) 押忍！
キル) …おい、俺も応援しろよ！！

おお、これは、テンション上がるな！！→←何を飲もうか...

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す