怪物、警戒レベルゼロ ページ45
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そのわがままな声に、舜斗は一瞬だけ動作を止めて息を吸う。そして出来るだけ優しく、そっと彼女の髪に触れて。
眠気を誘うような落ち着いた声が語りかける。
「明日の朝にする？」
「んうう……」
「ん？(笑)どっちだよ」
「……ううん！」
「ううん(笑)」
「ううんっっ！！」
「はいはい、ううん、ね」
入るつもりではあんのね。と、心の中で呟いた。
疲れと眠さがドッと押し寄せて 上手く情緒が保てなくなってるとか、そんな所だろう。
今だに顔を埋めて「うーうー」唸っている様子に、もうこのまま寝落ちしちゃえばいいよ、と彼女の背中に手を置いてポンポンリズムよく叩きはじめた。
「………………しゅん、ねちゃう、」
「明日何時起き？」
「、はちじ」
「ん。わかった」
「ねないもん、おふろ」
「10分したら起こしてやるから」
「……、……じゅ、ふん」
「うん」
「、…………」
話している最中であっという間に声が聞こえなくなって、太ももに感じる重みが増した。しばらくすれば「すー、すー」と深い息の音が聞こえてくる。
結局ものの十分もしないうちに意識を手放したAの身体を抱え、舜斗はゆっくりとソファから立ち上がった。
(ま、10分経つ前に俺も寝落ちしたって事で)
なんの悪びれもなく心の中で言い訳を作り、寝室へと向かう。薄暗く寒い部屋のシングルベッドまで来ると、掛け布団を捲って 抱えていた彼女と一緒に横になる。
「…………」
相当疲れていたのか、Aは全く起きる気配がない。今更意識されても困るが、ここまで警戒心なく安心しきった顔で眠られると、舜斗としても複雑だ。
枕元のアラームは7:45でセットした。
Aなら15分もあればシャワーを済ませられるだろう、という算段だ。
(…………)
しばらく頬杖をついて、月明かりに照らされるAの寝顔を眺めていた舜斗。
まだ冷たいシーツが足先に触れてふと身震いすると、カーテンの隙間をしっかり閉めてから、彼女の身体で暖をとるように擦り寄る。
いつもと変わらない柔らかな温もりに、あの泣き顔を見た時に感じた不安はさっぱりと消えていて。
「おやすみ」
穏やかに過ぎる2人だけの時間が愛おしいよという気持ちを込めて、サラサラの髪の毛に頬をつけて呟いた。
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モンちゃんの家はシングルベッド
舜斗の家はダブルベッド
なので、モン家に泊まるときは窮屈な睡眠になります。
注※付き合ってません。
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くぼりや最推し(プロフ) - 何度読み返してもお正月のビデオ送るｼｭﾝト愛のかたまりでしかない♡大好きなエピソードです♡歌番組で他のアーティスト方から大人気モンちゃん。2023も引っ張りだこで番犬の気が休まりませんね♡ (2月4日 21時) (
レス) id: 52130a7682 (このIDを非表示/違反報告)
おしゅん - 白さん» お手数おかけしてすみません！🙇🏻♀️ありがとうございます！🙏🏻✨ (1月8日 21時) (レス) id: 3671ea7429 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - おしゅんさん» そうなんですね💦今まで気が付きませんでした…私の方が文字数制限ギリギリまで書いてしまっているからかもしれません😨念のため不具合報告しておきます。ご不便をおかけしてごめんなさい😭 (1月8日 8時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
おしゅん - 白さん» 返信ありがとうございます！設定してるんですけどページ関係なく適用される部分とされない部分があるんですよね…不具合かなんかですかね💦 (1月8日 6時) (レス) @page13 id: 3671ea7429 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - おしゅんさん» こんにちは！ありがとうございます。名前変換設定はされていますでしょうか？目次下部の●登場人物設定にお名前を入れても変換されない場合はお手数ですが、該当のページを教えていただければ嬉しいてます！ (1月8日 6時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2022年12月25日 17時
