(刀剣乱舞)無職ですが、何か？4(え？モテ期のゲシュタルト崩壊？) (ページ9)

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この喧騒の中ページ9

ご飯を食べ終えて仕事をする為に皆と別れ部屋に戻ろうと廊下を進む、仕事をしていた他の皆とすれ違いになるように夕飯を摂ったので今は食堂以外どこも静まりかえっている
「これだけ広いのに静かだと更に不気味に感じるな」
そうボソリと呟くと
亀甲「ふふ、幽霊でも出てきそう…とか？」
「っー！！び、吃驚した、気配を消して後ろからなんて心臓が止まったらどうするの？！」
背後から突然亀甲に声をかけられ叫びそうになったがギリギリ耐えた
亀甲「ご主人様の姿が見えたからつい悪戯しちゃったんだ、こんな僕を罰してくれる？」
「あ、いや、結構です」
即答した←
亀甲「この程度じゃそのおみ足で踏みつけてはくれないか…じゃあこれならどうだろう？…こんのすけは僕が捕まえてた、ってね」
「…え？」
亀甲「どう…？政府の目を誤魔化して、誰にも干渉されないようにって二人に提案したのも僕さ」
「…そんなこと…」
亀甲「まぁでも早まったかもしれないね、二人とも大胆に動き過ぎて周囲にバレてる時点で成功はしないし…何よりご主人様は諦めなかった。流石ご主人様…僕らの陳腐な企てなんて容易く乗り越えてしまうなんて」
「…その提案をして、貴方にメリットは無いと思うのだけれど」
亀甲「メリット？まぁ…ご主人様を何処にも行けないようにここに繋いでしまえば、後はどうにでもなると思ったかな」
ニッコリと笑う亀甲
亀甲「例えばそれがご主人様の意に反することであったとして、それなら僕を罰してくれる」
後付られたそれこそが目的だとでもいいそうだ
「…」
前も思ったがこいつホントにヤバいやつだと再確認した
亀甲「でも、計算外だったのは…ご主人様がこれを聞いてもあまり怒りの感情を現してないことだね。ここまで話せば平手の一つは飛んできそうなものだったけれど」
「それすらご褒美になる人には控えるわよ。ただ罰がないのは可笑しいけど」
亀甲「どんな罰をくれるのかな、鞭？縄？蝋燭？」
「…いや、それは絶対ないから」
ちょっとだけ想像したけど、やる側もそう言う趣味じゃないと深手を負いそうだった。というか想像だけで深手を負った、許さん←
「こう…何回出陣とか、何回遠征とか…報酬が皆のためになるような罰がいいわよね」
亀甲「…」
目をパチパチと瞬かせている、素の顔は彼も綺麗な顔をしていると思った。…普通の性格なら物腰の柔らかな好青年になれただろうに、性格が残念すぎた
「何も私一人への謝罪をしてもらうわけじゃないのよ、覚悟なさいな」