(刀剣乱舞)無職ですが、何か？(ブラック本丸だろうが、働く気はありません)

最後のピース ページ49

次の日、朝方に紙飛行機が私の眉間にストライクした←

「いたっ？！」
折角気持ちよく寝てたのに！←
「うー？こんな朝から誰だろ？」
紙飛行機を開くと

“今から向かう
何時も皆と落ち合っている場所でーー”

「…」
誰だか、直ぐにわかった
支度をすると、眠い目を擦りながら向かった

「やっぱり…貴方達か」
ついた場所には
一期「…」
三日「…」
二人が佇んでいた

「…」
いや、何か言って？←コミュ障が発動しちゃってる私にどうしろと？
三日「早くに…申し訳ない…だが、皆の目につく前に終わらせたかった」
「そ、そう…」
一期「…昨日の貴女の解答、本当に気が抜けてしまいました。…でも、嘘偽りない、飾らない言葉で受け取りやすかった」
「…」
三日「まだ…人間を信用することは出来ない、…だが俺達とて立ち止まり続ける気はない。だからこそ足掛かりとして…まずはそなたから信じることを始めてみようと思う…」
一期「…これまでの数々の無礼な言動、慎んで謝罪申し上げます」
「…謝らなくていいよ、だって大して聞いてないもの。私としては歩みだした貴方達を応援し手伝えることが嬉しいな」
ニッコリと笑う
三日「…！」
目を見開く、あぁ…画面越しに見るよりもなんて清らかな笑みだろうか？
「それに、私に謝るよりもっと別に謝らなきゃいけない人、居るでしょ？」
一期「…はい…」
三日「確かにな…」
「そんな貴方達に、まず一番最初のお手伝い！」
一期「え？」
三日「なに？」
「皆、もう出てきて良いよ！」
そう声を張り上げれば
五虎「一兄！」
薬研「やっとこれで皆揃ったんだな！」
今剣「み、みかづき！おそすぎますよ！」
小狐「早く素直にならないかと、待ちくたびれましたよ」
なんて言いながら全員が現れて
一期「こ、これはどういう…」
「紙飛行機を量産して飛ばしまくったの」
秋田「はい！見た瞬間飛び起きましたよ！」
鶯丸「殴り書きで“何時もの場所、待機”と書いてあって笑ったな」
「時間が押してたから…←」
一期「そ、その…私は…っ、申し訳ありませんでした！」
頭を下げる、とても深く
三日「俺もだ…良い歳をして…駄々っ子のように話も取り合おうとしなかった…今思えばただの頑固爺以外の何者でもないな…申し訳なかった…」
こちらも頭を下げた
すると皆は二人に頭を上げさせてーー

笑顔で“お帰りなさい”と微笑んだのだった
それを見て二人は…
三日「…あぁ、ただいま」
一期「…遅く、なりました…」
泣き笑いのような顔をした

続編行くよー→←心と向き合えたなら

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