寝たら忘れる…とはいかない ページ27
何で、どうして…あんなことをされたのか解らない。あれか？自分のされたことを私にして憂さ晴らし？やっぱりまんばちゃんの言うことは正しかった、鶴丸に気を抜いてはいけないのだとーー
「…っ」
今だって消えない感触にごしごしと拭う
「逃げてきちゃったけど…」
仕方ない、あんなことあれば誰だって逃げるに決まってる。不可抗力だ
「…慰みものとか絶対嫌、私は地主よ！？←」
わざとふざけてムゥっとむくれると、不安な気持ちを掻き消して走り出した、部屋には戻らない
「…まんばちゃんにあいたいな…」
紙飛行機を折ると飛ばした
山姥「…これは…」
紙飛行機が飛んできたので開いて読むと
山姥「…」
ある場所に走り向かった
そこはAが指定した湖のほとりで
「まんばちゃん！」
来てくれたことに安堵した
山姥「こんな時間にどうした？…しかも、その…Aから…」
「…ちょっとね…たまには私から…」
山姥「…A…ん？」
肩に手を置こうとしたが、その時に気付いた
山姥「…その首元…どうした？」
「っ！…か、蚊に刺されたのかなぁ…」
震える手で隠そうとするが、その手は山姥切に掴まれて
山姥「…何かあったんだな、隠さなくていい…」
「まんばちゃん…」
山姥「不安だったんだろう？…俺でよければ、側に居る…それに、俺を頼ってくれて有難う…」
「っ…」
目を伏せる、こんなときに有難うなんて、寧ろ私が感謝しないといけないのにと涙が溢れた
山姥「…大丈夫だ、Aが俺を助けたように、俺もAを支える」
山姥切はそういい、ぎこちないながらも肩を擦ってくれた
「鶴丸さんに…今日夕方から会ってたの…勿論気を抜いてるつもりはなかった、けど…何もないのに目の敵みたいに扱うのも、腫れ物みたいに扱うのも可笑しい話だって思って、なるべく普通にしていたの…そしたら…っ」
山姥「っ…」
どういうつもりなんだと怒りを露にした
Aは何の危害も加えていないのに、相変わらず鶴丸が何を考えているのか解らない。そして解らない分、説明のつけようがなく怒りは増した
「…私…怖くって…」
山姥「！…A俺が今からーー」
鶴丸に制裁を加えに行くからと言おうとした時だった
「悔しくって、でも恥ずかしくって、ムキャーってなったから絶対驚かし返してやるの！」
山姥「…は？」
ポカンとしてしまった
「私にあんなサプライズなんてやってくれるわ、次は私の番なんだから！」
そういって、涙を拭うとニッコリ笑ったのだった。争いはしないのだと
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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！私、逆ハー大好物なので嬉しいです！あと刀剣男士全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2023年4月8日 20時) (
レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - 珀錏さん» おや…！じゃあ誰が…。まんばちゃんは天使、三日月(ギルティ)決定、一期ロイヤル…読んでいけば分かりますよね！ (2016年8月17日 21時) (レス) id: 0a055286aa (このIDを非表示/違反報告)
珀錏(プロフ) - 霞月さん» コメント有難うございます。楽しんでもらえて嬉しいです(*´ω｀*)最後の台詞解りました？！いやぁ、それがなにげに嬉しかったり…どの台詞が期待されているのやら…ふふふ、更新頑張ります(//∇//) (2016年8月17日 21時) (レス) id: 7363f9ebdb (このIDを非表示/違反報告)
霞月(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しみ読ませてもらってます！更新頑張って下さい！ ちなみに最後のセリフ、どれが誰か分かってしまった……末期だなww (2016年8月17日 21時) (レス) id: 9902b14f87 (このIDを非表示/違反報告)
珀錏(プロフ) - 夕月さん» 一期はロイヤルなので安心してくだされ←中は入るのは全然問題なし！ (2016年8月17日 21時) (レス) id: 7363f9ebdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珀錏 | 作者ホームページ：http://twitter.com/hakua422402
作成日時：2016年8月14日 1時
