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私は神でなく、鬼だ ページ26

…目を開くと、辺りは暗闇のままで…
しかし何時もと違うのは、…皆が周りに居ないことーー

「…ねぇ?」
周りを見渡しても誰もいないのだ
さっきまで、そこに居た筈なのに
残ったのは消えそうな炎と、鶴丸の上着と…
「…」
何だか嫌な予感がするため、探し歩く
前方に蒼鬼達が居た
「ねぇ、刀剣らは何処に?」
検非「あぁそれなら…ーー」
「え?」

…彼等は私達と反りが合わないからと離別しましたよ…

「…そんなこと、あるわけない」
つい先刻まで同じ目的だと確認したばかりではないか、それを反りが合わないから?ふざけるな、つくならもっとマシな嘘をつけと思った

すると何処かからヒソヒソ話す声が聞こえる
妖「本当に奴等を渡せば俺達は見逃してもらえるのか?」
妖「政府のやつらが直々に言いに来たのだ、間違いないぞ」
妖「受け渡しは完了した、これで我らは自由だ」
「ねぇ…面白そうな話をしてるね?私も教えてくれない?」
妖「へ…?」
妖「ひぃ…あ、緋鬼!」
「…教えて…くれるよね?」

それから聞いた話に絶句した
政府は妖らに取引を持ちかけたという
“刀剣らを引き渡せばお前達を見逃そう、勿論懸賞金がかけられている緋鬼もだ”
それに妖らは手放しで応え、刀剣らだけを誘い出し縛り上げ政府に渡したと言うのだ

「嘘だ、そんな簡単に政府が退くわけない。騙されてるのよ、本当に愚図ね!」
苛々した
なんでこんな弱小の妖にあいつらは捕まった?
妖「でも、あいつらだって緋鬼、あんたが見逃して貰えるならって!」
妖「そうだ!あんただけは見逃せって交渉してたんだ!」
「…!」
あいつらは自分の意思で?馬鹿な、政府がそんな綺麗事を守ってくれるわけないと知っているくせに…私だけ見逃せって?
妖「お、おい…何処に?」
妖「と、止まれよ!」
「五月蝿い、私はそんなこと信じない」
妖「ま、まさか、政府に一人で立ち向かうと?!」
「あんたたちはのんびりしてなさい、やられるのがすこーし伸びただけだって知ることになるわ」
変化すると政府館に一人向かったのだった

「…どうせ、私を誘き出すための策なんでしょ?知ってるわよ…良いわ、乗ってあげる」
勝手に私のためだなんて捕まった馬鹿ども、家畜が好き勝手にするなんて許さない

「…最終決戦よ」
政府を潰すか、私が潰れるか、どちらだろう?
でも、やっと節目だ…颯、おきゃーしゃは頑張るからねーー

願いが一つ叶うなら→←無能な奴等だ



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珀錏(プロフ) - よっしーさん» コメント有難うございます。この話は短編でも必ずハッピーエンドにと書いたお話です。感動してくださったなら感無量にございます(*´ー`*) (2017年9月24日 23時) (レス) id: 164f6ccbe4 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - こんばんは(//∇//)作者様のお話全て面白いです!この話は感動しました(^-^) (2017年9月24日 23時) (レス) id: f0044d0026 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 追いかけるよ〜どこマでもね!!キャハハハハハハはハハハハハ!! (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
珀錏(プロフ) - 闇夜さん» ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!別作品に撤退だ!← (2016年8月11日 15時) (レス) id: 7363f9ebdb (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 暗殺闇討ちお手のもの!!覚悟! (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀錏 | 作成日時:2016年7月30日 16時

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