悪とは何か ページ23
ある日、私は聞いてみた、非常に癪だが、気になって仕方なかったから。…どうして、闇落ちしたのかーー
一期「私は…弟達が酷い扱いを受け、折られていく日々に耐えかねて…ですかね…、自分はどうなろうとどうでも良かったのですが…何でしょうね、希少性とやらがあるとかで私自身に被害が及ぶことはそうなかったのですよ。一人だけ残される、それも折られていく弟達の姿を見ながら生きるのが苦しくて仕方がなかったのです」
「…今はあんたが弟達を傷付けるようなことになってるじゃない…」
一期「…はい、しかしながらあの子達はあの後解放されます。それこそ折れることもありません。自己満足ではありますが、これが私なりの守り方なのです」
「…そう…あんたは…落ちそうにない性格じゃない？」
鶯丸「…確かに、細かいことは気にしない性格ではある。しかし、それは俺にとって細かいことでなかったのだ。先程一期が言ったが俺達には希少性とやらがあるらしい、だから他の刀より重宝されるのだがな、そうすると必然的に手厚い待遇を受ける。それは時として邪魔なものでしかなくなる。仲間からは妬まれ、憎まれ、俺はそんなつもりなど微塵もなくとも自然と居場所は無くなるのだ。神だろうが人間となんら変わらぬそれが俺を縛り付けた。…煩わしかった、邪魔だった、だからそれを生み出しうる環境を壊そうと思ったのだ。…ただ、顕現しただけならばそんなことはなかったのだがな…皮肉なものだ」
「…そう…凄惨な場所にいたのね…あんたは？」
三日「…俺は、特殊であってな…審神者に使役はされておらぬ。しかしな、…常に人を見てきたのだ。欲に塗れ己の利にのみ従順なあやつらに使役される仲間を見て流石に見ているだけでは居られなくてな。あやつらの手足のように使われるために再刃され顕現されるなどと…そのようなことなら再刃されぬ方がましだったのだ」
「使役されてない…？それは…」
鶴丸「本霊ってことだぜ？俺もだけどな、驚いたか？」
「…成る程、闇落ちしているから本霊か解らなかったね…」
鶴丸「…驚かねぇのかよ、こっちが驚いたぜ」
「別に…それで？あんたは？」
鶴丸「…鶴丸と呼んでくれたのは夢だったか？←俺も審神者に使役されてないぞ、三日月と粗方理由は似てるがな、俺は根本の解決として政府を潰そうと思ってる、あれがある限り悲劇は繰り返されるし平和なんて訪れない、そうだろ？…その果てに俺達の存在意義が失われて消えても、誰かがやらなきゃいけない」
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珀錏(プロフ) - よっしーさん» コメント有難うございます。この話は短編でも必ずハッピーエンドにと書いたお話です。感動してくださったなら感無量にございます(*´ー｀*) (2017年9月24日 23時) (
レス) id: 164f6ccbe4 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - こんばんは(//∇//)作者様のお話全て面白いです！この話は感動しました(^-^) (2017年9月24日 23時) (レス) id: f0044d0026 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 追いかけるよ〜どこマでもね！！キャハハハハハハはハハハハハ！！ (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
珀錏(プロフ) - 闇夜さん» ヽ(ヽﾟﾛﾟ)ﾋｲｨｨｨ!別作品に撤退だ！← (2016年8月11日 15時) (レス) id: 7363f9ebdb (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 暗殺闇討ちお手のもの！！覚悟！ (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珀錏 | 作成日時：2016年7月30日 16時
