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泣いていたのは ページ13

「邪魔を…するな!」
牙を剥き怒れば
鶴丸「冷静になれないか…少し痛いだろうが堪忍だぜ!」
刀を抜き駆け出した鶴丸
一期「な!?鶴丸殿!折れてしまいますっ!」
鶯丸「退っ引きならないらしい、援護に回ろう」
三日「骨が折れる…」
三人も鶴丸を援護に回った

「皆、皆食ってやる!キラキラ輝けば、あの子は!」
鶴丸「…っ、あの子ってのは颯って子のことか?」
攻撃を仕掛けながらも話を少しでも引き出そうとする
「あんたたちみたいな…しょうもない物のために供物にされた!許さない…許さない!」
三日「…」
一期「…っ、それは…」
鶯丸「そうか、話が出来ないわけでは無さそうだ」
鶴丸「おい!首元に打ち込むぞ!」
三日「あいわかった」
一期「…お覚悟!」
鶯丸「これで気絶してくれたらいいが…」
四人で首に峰打ちを叩き込んだ
「ぐ…」
ぐらりと体が傾く、姿は元の人形に戻り倒れた
気絶したようでピクリとも動かない

鶴丸「…颯って子が、大事だったんだろ。」
三日「供物か…確かに、昔の風習では良くあったことだ…愚かしいことに人身御供は一番有効だと言われていた時代もある」
一期「…恥ずかしながら、理由もなく暴食していたのだと思っていました、…これは全て…復讐だったのですね」
鶯丸「…悲しいことだな、きっとずっと繰り返してきたんだろう」
鶴丸「…ん?これは?」
懐から覗く料紙を取り見る
三日「…おきゃーしゃ…?」
一期「…これは、その颯という子が描いたものでは?子供にはキラキラ輝くものに見えたと言うなら、その子にはこう見えたのではないでしょうか?」
鶯丸「おきゃーしゃとはお母さんと言うことではないか?…と言うことは何か縁があり親代わりに?」
鶴丸「…」
その料紙を綺麗に折り畳むと懐に戻してやった
三日「…鶴や、折れてやろうなどとは思うでないぞ」
鶴丸「はは、そんなこと…思うわけないだろ?」
一期「…鶴丸殿は何か感じていたのですか?最初から彼女への態度が…」
鶴丸「…感じてた…と言うよりも、何をしてても泣きそうな顔でな…無表情とかでもない…それが引っ掛かっただけだ」
鶯丸「…心が死んでいく、良くお前が言うことだ。彼女の心が死にかけていることに気付いたんだろう」
鶴丸「…起きたら、名前教えて貰わねぇとな、呼びづらいったらない」
一期「その前に噛み砕かれてたり…」
三日「はっはっは、洒落にならぬわなぁ。鶴だけでこやつに付いて居て貰おう」
鶯丸「折れたら供養してやる」
鶴丸「君達酷いな…」

戻らない日々に→←怯えろ、泣き喚け



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珀錏(プロフ) - よっしーさん» コメント有難うございます。この話は短編でも必ずハッピーエンドにと書いたお話です。感動してくださったなら感無量にございます(*´ー`*) (2017年9月24日 23時) (レス) id: 164f6ccbe4 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - こんばんは(//∇//)作者様のお話全て面白いです!この話は感動しました(^-^) (2017年9月24日 23時) (レス) id: f0044d0026 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 追いかけるよ〜どこマでもね!!キャハハハハハハはハハハハハ!! (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
珀錏(プロフ) - 闇夜さん» ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!別作品に撤退だ!← (2016年8月11日 15時) (レス) id: 7363f9ebdb (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 珀錏さん» 暗殺闇討ちお手のもの!!覚悟! (2016年8月11日 15時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀錏 | 作成日時:2016年7月30日 16時

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