世界で一番大切な君〈あかがみん watoさん〉 (ページ22)

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黒アイク発動　　貴方side ページ22

席でボーッとしてるとまた隣から声をかけられる。

ア「あ、そういえばさ、今日なんでわとさんと手繋いで登校してたの？((ニヤニヤ」

ギクッ

ボーッとしてた頭が一瞬で起きました←w

貴「えっ！み、見てたの！？いつから！？」

ア「んーとね、バス降りてからずっとw声かけようと思ったけどお邪魔かなぁーっと思ってw」

アイク、すっごい笑顔なんですけど……。

おはようの時とは全然違う黒い笑顔だ……。

貴「いやいやいや！お邪魔なんかじゃないから！むしろ、声かけて助けてもらいたかった！！」

なんで助けてくれなかったんですか！

明らかに私、嫌がってたの分かるでしょ！！

ア「え？だってわとさんと、そーゆー関係なんでしょ？」

キョトンとするアイク。

か、可愛い……←w

っと！騙されるとこだった！！！

貴「え！？そーゆー関係ってどういう関係なんですか！？」

ア「ん？そーゆー関係っていうのはその、カレカn………」

結構大きい声で言うアイクの口を必死に手で塞ぐ。

貴「ちょっ！言わなくていいから！それに声大っきいってばっ！！」

クラスの人たちにチラチラ見られてますからね？

ア「ごっ、ごめんっへばっ！てっ、手はなひて！！」

苦しそうに言うアイクに気がついてハッとした私はすぐに手を離す。

貴「ご、ごめん！！」

そう言って一歩下がると、アイクはムスッとして私を見上げる。

アイクは席に座ったままだから立ってる私を見上げてるんだけど………。

はい、その上目づかい反則ですよ？

ア「もう！なんで教えてくれないの？なんかあるなら相談してよ！」

相談、ねぇ？

実はアイクとわとは同じサッカー部で。

結構仲良しなんですよ。

そんなアイクにわとと私の話ができると思いますか！？

貴「け、けど………。アイクにも言えない事情ってものが……。」

私がそう言うとまたニコッと笑ってアイクは私に問う。

ア「それならさ、最近出来たケーキ屋連れてくから！おごるよ？(ニコ」

お、おごり！？

し、しかも新しく出来た美味しいって有名なケーキ屋！？

貴「よし、その話、乗りました！」

ア「はい、じゃあ約束ね！帰り、一緒に行こ！」

私はうんっと頷いて席に座ったんだけど………

貴「えっ！？なんか約束しちゃったし！！！」

騙されたっ！と思ってもう一度アイクの方を見ると……

真っ黒な笑みで笑ってました……。

はい、

黒アイク発動しました。