67 緑龍は何処へ… ページ29
船に戻った時には宴の片付けも終わり、帰ってくるなりキジャが慌てた様子でヨナと(人1)を心配してきたのは言うまでもない。
ヨナがまた旅を始める準備をしていると、ふとジェハがいないことに気づいた。
ヨナ｢ギガン船長、ジェハを知らないかしら？｣
ギガン船長｢あのもやし男の行方なんて知らないね、どこかフラフラしてるだろ｣
キジャ｢あの男…姫様が探しておられるのに…！｣
キジャは右手を解放しようとしていたが、(人1)にコラ〜短気は良くないぞ〜と止められていた。
ヨナ｢そう…もう仲間だと思ったのに…｣
ハク｢あんな奴、ほっといてもう行きましょう、どこかで会うかもしれないですし｣
シンア｢……｣
シンアは何か言いたそうな顔をしていたが、何も言わなかった。
ヨナ｢それじゃ、ギガン船長、皆、少しの間お世話になったわ。ありがとう。｣
ギガン船長｢礼を言うのはこっちの方さ。バカ息子達が世話になったね｣
ヨナ｢また今度あったら…私のこともバカ娘と言ってくれる？｣
ギガン船長｢フッ…これ以上世話を焼くのは御免だよ。うまい酒でも用意してきな｣
ギガン船長はぶっきらぼうにヨナ達を見送った。その顔には娘を思う母親のように、寂しそうな笑みがあった。
※※
(人1)｢それにしても、最後くらいジェハ見送りしてくれてもいいのに〜｣
ヨナ｢きっとまた女の子の所へ行ってるんでしょう｣
キジャ｢あの〜姫様方…ジェハ、いますよ？｣
ヨナ・(人1)･ハク｢え？｣
キジャの言葉にはてなマークを浮かべた3人。すると突然シンアが1本の木に近づいて思い切りユサユサし始めた。すると上から何かが落ちてきた。
ヨナ｢ジェハ？！｣
ジェハ｢や、やぁヨナちゃん奇遇だねぇ〜…｣
キジャ｢何をとぼけている！貴様は先程から我々についてきてたであろう！｣
シンア｢ずっと…いた…｣
ヨナ｢ジェハ…どうして？｣
ジェハはヨナの質問に歯切れ悪そうに視線をそらすが、ハァと盛大にため息をついた。
ジェハ｢仲間になるつもりなんてなかったはずなのに、なんだか君達と一緒にいるのも居心地が良くてね…あれだけ四龍の束縛が嫌いだった僕が、非龍王の力になりたいと思ったんだ｣
ジェハは少し照れながらだから後ろをつけてきた、と言った。するとヨナと(人1)は
ヨナ・(人1)｢じゃあもう私達の仲間ね/だね｣
キジャ｢ふん、早く行くぞ｣
ハク｢置いてくぞタレ目｣
シンア｢…行こ｣
ジェハ｢…ああ｣
ヨナ達は緑龍を迎え入れて、また歩き始めた。
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ネコまんま(プロフ) - nonsukeさん» ありがとうございます!!!思っていたよりも受験生って忙しいんですね^^;更新大分先になってしまいますが、待っていてくれると嬉しいです！受験頑張ります！！ (2017年7月31日 14時) (
レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - 受験頑張ってください！更新待ってます。 (2017年7月25日 15時) (レス) id: c9b6a8e740 (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - ☆ぴぽ☆さん» ありがとうございますっ！でも近々また更新が停止してしまうかもしれません(＞＜。でも皆様の応援に出来る限り答えられるように頑張ります(p`･ω･´q) (2016年11月20日 0時) (レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
☆ぴぽ☆(プロフ) - 更新待ってました！！がんばってください！ (2016年11月19日 18時) (レス) id: bb57cd639a (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - 琉亜さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(´；ω；｀)これからも出来る限り書かせて頂きたいと思ってます^^*応援よろしくお願いします！<(_ _)> (2016年11月19日 17時) (レス) id: 5d8f503082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコまんま | 作成日時：2015年12月30日 21時
