64 ミキと2人 ページ25
ミキ「それにしても久しいね〜あたしがお城辞めてから何年くらいかな？」
(人1)「んー…3年くらいは経ってるんじゃないかなあ」
ミキ「それにしてもよく私って分かったね〜」
ハク｢あんな風に殴れる娘なんてお前くらいだからな｣
ミキ｢ハクも試してみる？｣
ハク｢遠慮します｣
ミキという少女は昔、ヨナの専属教師として城に務めていた。しかし親が経営する役場が苦しくなり辞めていった。ミキはハクと同い年で、(人1)のことは妹のように思っていた。
ミキ｢そう言えば、イル陛下は元気かしら？｣
(人1)・ハク｢!!!｣
2人はその言葉に一瞬目を見開いた。そしてゆっくりと(人1)が口を開いた。
(人1)｢…亡くなられた｣
ミキ｢……やっぱり耳にした噂は本当だったのね｣
ハク「どんな噂だ」
ハクと(人1)の苦しい表情を見て、ミキも視線を落として小さな声で話し始めた。
ミキ｢イル陛下はスウォン様に王位を継承されたと｣
(人1)｢…何…それ…｣
ハク｢良いように噂って流れるんだな｣
ミキ｢じゃあ本当は…？｣
(人1)｢あの人が…スウォンがイル陛下を…姫様の目の前で…｣
ミキ｢…ごめんなさい、あたし何も知らなくて｣
(人1)｢ミキが謝ることじゃないよ｣
ハク｢お前は悪くない、気にするな｣
そう言った2人の顔は、苦虫を噛み潰したような苦しい表情だった。
※※※※
ミキ｢暗い話になっちゃったけど、ヨナが心配だわ、ヨナは何処にいるの？｣
(人1)｢私としたことが…忘れていた！｣
ハク｢お前が厄介なことに首突っ込もうとするからだ｣
(人1)｢それはハクも同じでしょ｣
ミキは言い合う2人に懐かしさを覚えてフッと笑った。その時、ガシャン───と大きな音が耳に響いた。
ミキ｢何の音？！｣
(人1)｢多分何か割れた音！こっちの方から！｣
ハク｢おい待て！｣
ミキを含めた3人はその音の発信源へ近づく。細い路地を抜けた先には────
(人1)｢姫様ッ!!!!｣
ハクとミキが目線を向けた先にあったのは、膝をついてどこか遠くを眺めるヨナ姿だった…。
ヨナ｢(人1)…？｣
ヨナの小さく紡がれた声が、3人の耳を震わせた。
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ネコまんま(プロフ) - nonsukeさん» ありがとうございます!!!思っていたよりも受験生って忙しいんですね^^;更新大分先になってしまいますが、待っていてくれると嬉しいです！受験頑張ります！！ (2017年7月31日 14時) (
レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - 受験頑張ってください！更新待ってます。 (2017年7月25日 15時) (レス) id: c9b6a8e740 (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - ☆ぴぽ☆さん» ありがとうございますっ！でも近々また更新が停止してしまうかもしれません(＞＜。でも皆様の応援に出来る限り答えられるように頑張ります(p`･ω･´q) (2016年11月20日 0時) (レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
☆ぴぽ☆(プロフ) - 更新待ってました！！がんばってください！ (2016年11月19日 18時) (レス) id: bb57cd639a (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - 琉亜さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(´；ω；｀)これからも出来る限り書かせて頂きたいと思ってます^^*応援よろしくお願いします！<(_ _)> (2016年11月19日 17時) (レス) id: 5d8f503082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコまんま | 作成日時：2015年12月30日 21時
