52 ヨナの覚悟とジェハの心 ページ12
(人1)がジェハに助けられた頃、ヨナはヤン・クムジを追っていた。キジャがヨナを守りながら歩いている。すると
キジャ｢？！姫様！あれを！｣
ヨナ｢あれは！｣
ヤン・クムジ｢ガハハハハ！俺がやられてたまるか、船なんてどーでもいいさ！これさえあれば…｣
ヤン・クムジは小舟にのって逃げるつもりのようだ。ヤン・クムジはヨナの方を見て、勝ち誇った笑みを浮かべ――
ヤン・クムジ｢残念だったな海賊ッ！お前達の負けさ！｣
キジャ｢……ッ！｣
キジャが小舟に飛び乗ろうとした――しかし、ヨナが止めた。
ヨナ｢キジャ、熱くなっちゃダメ。ここからじゃとても無理よ｣
キジャ｢……はい｣
ヨナ｢ここは…私がやらなきゃ｣
キジャ｢姫様！いけません！姫様をお守りするのが私のやく――｣
ヨナ｢キジャ…お願い…私を信じて｣
キジャはヨナの真っ赤に燃えるような瞳にただ頷くことしか出来なかった…。
※※※
一方ジェハといきなりジェハに連れていかれたユンは、捉えられた人質の開放に向かっていた。ユンは(人1)の毒抜きをしていたら、ジェハに人質の手当てをするといきなり連れていかれた。
ユン｢(人1)…大丈夫かな…俺やっぱり｣
ジェハ｢大丈夫だよ、きっと…ハクがついてるからね…｣
ジェハは軽く笑ってそう言った。ユンは怪訝な顔をして、ジェハに言った。
ユン｢緑龍…何か無理してるでしょ？｣
ユンの言葉にジェハの眉がピクリと動いた。
ユン｢何か…あったの？｣
ジェハ｢…全く…お子様のユン君には感心するよ｣
ユン｢お子様は余計だよ｣
ジェハ｢僕は…(人1)ちゃんの特別な人間にはなれないのさ。毒で意識が朦朧としている中、僕の名前を呼んでくれた。必要とされてると思ったけど、それはどうやら勘違いだったようだね…｣
ジェハは自嘲地味た笑いでユンに言った。
ジェハ｢僕は(人1)ちゃんが遠くで笑っていれば、それでいい｣
ユン｢ジェハらしくないね｣
ジェハ｢？｣
ユン｢まだ思いも伝えてないのに勘違いで終わらせるなんて、勿体無いんじゃないの？(人1)を守りたいと思うことは別に隠すことでもないし、(人1)が誰を必要としているか分からないけどさ…俺達が(人1)に必要とされてないなんて、俺は1度も思ったことないよ｣
ユンはフッと息をついて、じゃ先行くねと歩いていった。
ジェハ｢フッ…まさかユン君にこんな事言われるなんてね｣
ジェハは苦笑いを浮かべて、ユンの後を追った。
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ネコまんま(プロフ) - nonsukeさん» ありがとうございます!!!思っていたよりも受験生って忙しいんですね^^;更新大分先になってしまいますが、待っていてくれると嬉しいです！受験頑張ります！！ (2017年7月31日 14時) (
レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - 受験頑張ってください！更新待ってます。 (2017年7月25日 15時) (レス) id: c9b6a8e740 (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - ☆ぴぽ☆さん» ありがとうございますっ！でも近々また更新が停止してしまうかもしれません(＞＜。でも皆様の応援に出来る限り答えられるように頑張ります(p`･ω･´q) (2016年11月20日 0時) (レス) id: 12b0058a67 (このIDを非表示/違反報告)
☆ぴぽ☆(プロフ) - 更新待ってました！！がんばってください！ (2016年11月19日 18時) (レス) id: bb57cd639a (このIDを非表示/違反報告)
ネコまんま(プロフ) - 琉亜さん» お待たせしてしまって申し訳ありません(´；ω；｀)これからも出来る限り書かせて頂きたいと思ってます^^*応援よろしくお願いします！<(_ _)> (2016年11月19日 17時) (レス) id: 5d8f503082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコまんま | 作成日時：2015年12月30日 21時
