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「え、何？お前もってんの！？」
驚く雪村。
そんなに驚くことは無いと思ったが、コイツ、友達とかあんまりいないんだっけ。
ましてやセンパイで友達なんていないだろう。
「もってる、もってる。
後は教えてくれる人だな...去年どうしたんだよお前」
そう、コイツも２年生。
まだ１学期だからといって、テストを経験してないわけじゃない。
「ああ、去年は１学期と２学期はセーフだったけど、３学期は赤点２個とって補習。
ちなみに自学な」
「うわっ、やべーなそれ」
「うわっ、って素直すぎんだろ...」
またもやドストレートだったらしい。
意外とそこまでメンタル強くない雪村にとってはただの悪ふざけと受け取るのか。
...それとも普通に傷つくのか。
「とりあえず、自学じゃ無理だな。誰か探さないと」
・
部活が終わったあたし達は吹雪さんにあるお願いをした。
「おねがいします」
「えっ、僕？」
雪村と一緒に吹雪さんに頭を下げる。
吹雪さんも一応学校を卒業した身だから、少しは分かるかなーって。
「僕そこまで頭良くないんだよ」
「でも、受験とか経験された身ですし...」
「正直サッカーできたからね。なんとかなったよ」
「それ大人のいう言葉じゃないですし、
主人公の言葉そういうのに使わないでくださいよ...」
少し大人の事情が入ったが、正直そんなのどうでも良い。
ここ最近分かったこと、この人は天然を通り越して少し大丈夫かって時がある。
少し失礼だが、天然で時々腹黒い、それが吹雪さんらしい。
ヒロにいの友達さんいわく、少し前のときと比べると腹黒の部分は大分良くなったらしいが。
確かに、腹黒はヒロにいとリュウジにい談で聞いただけで、実際見たことは無い。
「でもそうだね...、サッカーが２週間ほど出来ないってのはかなり苦痛だし」
「やっぱ皆そこなんですね」
あたしの周りはどうやら皆サッカーバカらしい。
いや、あたしもなんだけど。
サッカー出来ないのいやだから勉強頑張ってるんだけど。
まりさんに頼むってのもありだが、正直それはあまりしたくない。
まりさんはいつもの仕事しながらあたし達の勉強を見てるわけだし、
いつもと違ってあたし達も手伝いをしてないわけで、まりさんはいつもより忙しいのだ。
だから、出来るだけ頼りたくない。
なんならあたしも、雪村と一緒に見てもらおうと思ってたぐらいだ。
ほんとに、どうしようか...。
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アス(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さい！ (2016年3月15日 16時) (
レス) id: 373a0d5d7e (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - ナイトさん» 男勝り主大好きなんですよ。応援、ありがとうございます。 (2014年3月30日 11時) (レス) id: 7bd27d5758 (このIDを非表示/違反報告)
ナイト - 主人公さんの男まさりのところがカッコイイ です！白恋の日常が楽しみで仕方がないです！これからも頑張って下さい！ (2014年3月27日 18時) (レス) id: b38d9252c9 (このIDを非表示/違反報告)
鋼夜(プロフ) - あおのあさん» サンキュー！コメ嬉しいよ (2013年11月24日 11時) (レス) id: 0dc4a9fb00 (このIDを非表示/違反報告)
あおのあ(プロフ) - 新作おめでとう!! (2013年11月24日 1時) (レス) id: 9f84e644c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鋼夜 | 作成日時：2013年11月23日 22時
