殺人犯との鬼ごっこ 【歌い手】

二十七戦目 ページ34

恋菜サイド

...............かれこれ一時間くらいボーッとしてた。

あの人達って私...目当てだよね?
だったら少しは相手してくれょぉぉぉ...

なんか自意識過剰になってきたな...

コンコン

恋菜「....はーい。」
Eve「あ、起きてる?ご飯....食べれる?」
恋菜「あー...はい。食べれます。」
Eve「んじゃ....入るよ。」

ガチャ

Eve「はい。これ。オムライス。」
恋菜「...............ありがとうございます。」
Eve「……」

ガチャン

恋菜「...................ふ....うっ....ぁ....」

...............泣いちゃった。
オムライスが妙に懐かしくなっちゃったな....

そのオムライスを口の中に入れると、
あのとき食べたオムライスより、しょっぱかった。



そうして、オムライスを食べて、涙も止まってきたのでベットに寝転がる。

恋菜「…………助けに来てくれるのかな、あの人たち」
正直、他の人から見たら相当おかしいと思う。
だって、殺人犯に助けを求めてるんだから。

それでも...助けに来てほしいな....

....ん?なんか....足音が...

ガチャン！！

坂田「恋菜！！」

恋菜「…………………………さかたん?」
坂田「話は後！！とりあえず着いてきて！！」
恋菜「え！?ちょっ......」

さかたんってこんな早く走れたんだ。
というか、助けに来てくれたんだ...

そして暫く、さかたんが走っていると..............................

Sou「あれ?さかたんと恋菜ちゃん?どうしたの?」


そこにはSou君が笑顔で立っていた。

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